2024年06月13日 ビジュアル的記憶術
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私の場合は好奇心の強さから比較的覚えていることが多い。とりわけ、好きな詩を暗記して時に応じて口ずさむことが好きだ。春であれば、ブラウニングの「時は春・・・」、5月になれば佐藤春夫の「紀の国の五月なかばは・・・」、6月のアジサイが咲くころは三好達治の「母よ 淡くかなしきもののふるなり・・・」、秋になればやはりヴェルレーヌの「秋の日のヴィヨロンの・・・」である。とはいえ、全文をスラスラと言えなくなっているのが悔しい。 ところで、さらなる記憶術がビジュアルによるもの。ある記憶術の達人は、教科書をページごとに映像として記憶していると述べていたが私には想像できない世界だ。私の場合は美術鑑賞を趣味の一つにしているおかげか、多少はビジュアル的記憶力があるように感じている。例えば、ある人と会って何か違和感を感じる時には、大体その人は髪型か化粧法を変えている。そのことを指摘すると驚かれたり喜ばれたりすることがある。しかし、同時に失敗も避けられない。ある時ある人に髪型が変わって素敵になりましたねと言ったらば怒られた。もう髪型を変えて1週間経っていた。早く気付くべきだったのである。それにしても、昨今はセクハラにならぬように言動には気を付けなければならない。(写真は、アイリッシュダンスを見た後ビジュアル的記憶によりダンサー二人を描いたもの) |
2024年06月03日 セ・パ両リーグに加えて
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実際にある会社の社長は、ちょっとした勘違いからか女子社員からセクハラとパワハラで訴えられた。ある人曰く、これはセ・パ両リーグだ。しかし、わが身を振り返っても笑いごとでは済まされない。セクハラやパワハラに加えて、最近はモラハラ、マタハラ、カスハラなど人権侵害の罪状は増えるばかりだからである。 昔の方が部下の指導がしやすかったとは単純には言い切れないが、こちらとしては人間性を磨きながら、誤解のないような指導法を身に着けるしか道はない。理不尽とも言える仕事を上司から押し付けられ、何とか乗り切りながら実力をつけてきたという過去の経験は自分だけの宝物としよう。(絵は、さわやかな草原の陽のつもり) |
2024年05月27日 傅役(もりやく)
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トップの父親に対して、息子がその部下にいる場合は、当然トップの指揮命令に従わなければならない。部下がトップに意見具申することは奨励されるべきであるが、親子関係はときには感情に流されることになる。父親はカッとなり、息子は不貞腐れる。 そこで参考になるのが、武家社会における傅役の存在だ。殿様に男児が生まれると、ある年齢に達した頃から傅役が教育担当に任命される。殿様の忠臣にして、知識や経験の豊富な幹部が男児に帝王学を手取り足取り伝授する。これであれば父と男児の間に感情的な軋轢が紛れ込むことを避けられる。ついでに言えば、エディプス・コンプレクス(母親を愛するあまり父親を憎む心理)が後継者育成を難しくしている面もあるようだ。だからこそ息子の教育は第三者に委ねた方が良い。可愛い子には旅をさせろ、である。(無垢な子供を描こうとしたら、人、心、無という字が自然に現れたもの) |