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2025年07月17日 57年、50年、20年続いたものは
さて、まず表題の年数の種明かしをしよう。それはテニスを始めてから57年、ゴルフが50年、俳句の句会が20年という数字である。テニスに関して言えば、これまでに右足のアキレス腱を断裂、その15年後には左足のアキレス腱を断裂して手術、それぞれ1年間のリハビリを経験したので合計2年間のブランクを伴っている。ゴルフについてもリハビリ期間中はプレイできなかった。毎月開催される句会は今月で247回目を迎えた。それぞれよく続けてきたなという感慨がある。 そもそも自分には「わさもん」という熊本県気質があると思っている。「わさもん」とは新しもの好きという意味であるが、一方で興味はすぐ持つが冷めるのも早いという面がある。仕事面では新規事業には情熱を燃やすが、一旦事がなれば熱が下がるということにも繋がる。唐の太宗の故事に「創業と守成はいずれが難き?」という有名な逸話があるが、私の場合は創業の方を選ぶタイプと言えよう。親に付けられた名前に「創造」という意味があることも性格に影響を与えたと感じている。 若い時には「継続は力なり」という言葉には古臭さを覚え、自分には縁ないものと思い込んでいた。だからこそ趣味とはいえ57年、50年、20年と続けてきたものがあることは意外であり嬉しくもある。しかし今何よりも誇りに思うべきことは、食品流通の仕事を創業以来156年間続けてきたことにあるかも知れない。
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2025年07月07日 「インスタバエ」新種の蠅かと孫に問い
先日出席した九州フィナンシャルグループの株主総会は約35分で終わる無難さだった。株主から難しい質問が出なかったせいもある。ただ最後の一人の質問は、「総会での説明は年寄りにはカタカナが多くて困る」といったもの。議長は善処しますと言って総会を締めくくった。 ところで同じころ、最近の小説に挑戦しようと思い、金原ひとみさんの新著「YABUNONAKAーヤブノナカ」を読んでみた。彼女の本は芥川賞を受賞した「蛇にピアス」以来なので、その後の成長ぶりが気になったことも本を選ばせた理由と言える。 まず本を読み気づいたのは、若者の間で最近使用されていると思われるカタカナが多いことである。ふとその意味を考えたり、ネットで調べたりした言葉が多かった。たとえば「マチアプ」、「セフレ」、「マンスプ」などなど(それぞれの意味はせっかくだから、皆さんで調べてください)。初見の「マンスプ」は調べてみて自分のことかと一瞬ひやりとした。ことばは時代とともに生きていると改めて思い知らされた。因みに、今日のタイトルはシルバー川柳ベストセレクションからの一句。今の世、新用語に付いて行くには相応の努力が必要らしい。
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世界から集めたジョークの一つを紹介したい。パプアニューギニアに人食いの風習があった頃、世界各国から集まった研究者により探検隊が組織され探検が始まった。ところが運の悪いことに探検隊メンバー全員が原住民に捕まってしまった。お腹を減らした原住民はまず日本人を連れてきて食べようとした。あせった日本人は自分はちびで痩せっぽちなのになぜ一番先に食べるのかと抗議した。それに対して原住民が答えるには、「今われわれ仲間うちでは和食ブームなんだ。」 さて、私が評議員を務める熊本市現代美術館では7月19日から9月23日までの日程で、特別展「和食」が開催される。和食は2013年12月4日にユネスコ無形文化遺産に登録され、まさにいま世界で和食ブームが始まっている。私自身過去にはオーガニックの店を全国展開しようと夢を見たこともあったが、よくよく考えれば和食自体がオーガニックの要素を数多く持っていることに気づき夢は潰えた。 最近では、インバウンド客が日本で和食を味わうと同時に日本のチェーン店をよく知ることとなり、日本企業が世界に多店舗展開する好機となっている。そうした中での「和食」展は、日本人として日頃から当たり前に食べている和食を再認識するためにも、まさに時機を得た展覧会になるものと大いに期待している。
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