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今日(24日)は長女の誕生日なので、朝会った時にいくつになったかと聞くと39歳と言う。娘がやがて40歳代になるのだから、私が歳をとるのはしょうがないと思った。それにしても子供はいくつになっても心配の種である。それでも信頼して自分の判断で人生を歩んでいってもらいたいと思う。 そのことで、ふと39年前の今日、私がどこに居たのか思い出した。東京の国会議事堂の前にある建設省・大臣官房政策課にいたのである。日本興業銀行から2年間の約束で建設省に出向中の身であった。そのことをふと思い出したのは、一本の電話がかかったことを鮮明に記憶していたからに他ならない。 その電話こそ義母からのもので、長女の誕生を知らせるものだった。「亀井さん、電話よ」と呼ばれて、取り上げた電話の先で、義母は「おめでとうございます、玉のような、女の子でしたよ」と告げたのだった。思えば当時は、生まれる前に赤ん坊の性別は分からなかった。そして、義母が「たまのような」と一呼吸入れて告げた時に、一瞬にして長女の誕生と悟ったのである。男の子ならば、「元気のよい」と表現されるはずだからである。今ではおかげさまで長女長男を持つ父親である。
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アキレス腱の手術をしたのが5月上旬だったので、はや3ヶ月以上が経った。16年前には右足、今回は左足のアキレス腱断裂なので、1回目を参考にしようと思うのだが思い出せることが少ない。ただ16年前にはゴルフを再開するのに10ヶ月、テニスを始めるのに12ヶ月かかったことはしっかり覚えている。完治するまではかくも長い。「怪我は一瞬・治療は1年」と内心がっくりしている。 身体の一部を怪我すると、そこをカバーしようとして他の部分に負担がかかる。しかもリハビリは、アキレス腱を再断裂しないよう注意しながら進めなければならないので、薄皮を一枚一枚剥ぐような回復ぶりに苛立つ日もある。 さらに悩ましいのは好きだったスポーツがまったくできないことだ。スポーツによってバランスを保っていた適正体重がコントロールできなくなった。その憂さ晴らしがアルコールとは不健康極まりない。リハビリ半ばの現状では、スポーツ・レスの事態に意気が全くあがらないのである。
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先日、聖路加病院の日野原先生が105歳でお亡くなりになった。たまたま、先生と瀬島龍三さんが対談した本「91歳の人生論」を見つけたので読んでみた。今から14年前の本ということになる。瀬島龍三さんは陸軍大本営参謀として敗戦の時からシベリアに11年間抑留された。帰国後に伊藤忠の戦略本部長として、また中曽根政権時には行政改革委員会に民間人として参画して辣腕を振るった大人物である。 91歳の二人の対談は読み応えがあったのは当然だが、日野原先生が単なる医者ではなく、哲学者であり、思想家であり、また教育家であることがよく理解できた。現代を憂える言葉の中で、先生が200年前の思想家ジャン・ジャック・ルソーの書いた「エミール」の一節を紹介している。「子供をダメにする一番簡単な方法は、何でも欲しいものを与えることである。」というもの。 たまたまだが、スーパープレゼンテーションという番組で、カナダの心理学者がウソについて語っていた。2歳〜4歳の子供それぞれにマシュマロを与える。15分間食べるのを我慢できたら、もう一つあげると約束して大人は席をはずす。その後の子供の行動はさまざま。直ぐに食べる子、15分間我慢できる子、ごまかしてウソをつく子。そしてその子らの15年後を追跡調査すると、自制心のある子は順調に成長したのに対して、そうでない子は何らかの問題を起こしたという結果だった。子供に何でも欲しい物を与えては自制心を育たない。ルソーの考えは現代科学で証明されたと感じた。
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