331件〜333件 (全 722件)
<前の3件
・・・
107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 ・・・
>次の3件
海外旅行をして気づくことは多いが、その一つは単一民族の国は僅かしかないということだ。従って世界各地を見渡せば、民族や宗教による内紛や内戦が各地で起こっている。仮に平和な国であっても使用言語は複数あるので、広告宣伝するにしても複数言語を使用するので非効率だったりする。しかし、子供達は幼少の頃から多民族ということを肌で感じて育つことができる。 その点、日本はアイヌ人などを除けば、基本的には単一民族単一言語であり、コミュニケーションは容易であり、そのコストは小さい。問題は、生まれながらにして他の民族や言語に慣れていないということであろう。そんな事が気になる私なので、我が会社には意識して外国人を採用したいと思ってきた。過去にはフランス人や中国人の正社員が一緒に働いていたことがある。 ところが最近、地場企業の1社がベトナム人を200人採用していると聞いて驚いた。技術研修生という制度があり、基本3年間、延長すると5年間は外国人に働いてもらえる。そう言えば、一人の外国人男性が熊本市内の道路脇に立ち、「黒川」という紙を掲げヒッチハイクしている場面に遭遇した。知らぬ間に、日本もいよいよグルーバル人材と交流の時代を迎えているらしいのである。
|
私には6歳違いの理系の弟がいる。弟が仲間と共に5年前にシリコンバレーで起業した会社が、先月末無事に東証マザーズに上場した。正確に言うと、弟は創業メンバー5人の中の一人で肩書きは副社長である。弟にとっては3社目の上場だが、前回の時に私は出資を断られたので、今回もキャピタルゲインの恩恵に預かれなかった。 弟は約25年前に日本企業をスピンアウトしてサンフランシスコに住んでいるが、挑戦力には今さらながら感心する。長男の私が家を継ぐことを運命づけられているとすれば、弟は末っ子の自由さを活かしたとも言えよう。 それにしてもシリコンバレー事情を生で聞けるのはありがたい。例えば、上場を目指して成功する確率は僅かに1%。上場よりは企業売却を選択するケースもある。金持ちがさらに金持ちになる仕組み。半導体開発の投資額は10億円だったが、今では20〜30億円が必要。製品サンプルを提供すると、日本企業は書類提出の要請ばかりだが、中国企業は即製品化するなど両国のスピード感の違い。弟の話を聞いているうちに、私の会社の至らなさを見透かされたような気がして来た。
|
経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんは、今でも教えを乞いたい人物だ。本棚にはいつも同氏の本があり、車で移動する際は講義された肉声をCDで聞いたりしている。民進党を率いる幹部には松下政経塾出身者が多いが、彼らも松下幸之助さんの遺髪を継いでいると言えよう。 ところで、同氏の学生採用における三つの条件を聞いたことがある。第一に素直であること。第二に愛嬌があること。第三に運が強いこと、だそうだ。これを人に説明すると、決まって運が強い人はどうして見極めるのかと質問される。 そういう時私は、素直でない人とは頑固でわがままな人、愛嬌がない人とはネクラで鬱的な人と言い替えられるが、そういった人には良い運が来る確率は低いと答える。つまり、素直で愛嬌がある人は、運を呼び込む必要条件を持っているのだ。もう一つは、松下幸之助さん自身が生涯に亘り、自分は運が強い人間だと思い続けたという点である。人生をプラス思考で生きることが、運を呼び寄せる十分条件だと思うのである。
|
331件〜333件 (全 722件)
<前の3件
・・・
107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 ・・・
>次の3件