2014年11月26日 ひよこ釣り
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先日八代の妙見祭を見に行きました。車で約30分、JRでは普通列車で20分程度の町に、歴史と文化がいっぱい詰まった祭りがあるとは今まで知らなかったのです。人口約10万人の市が当日は14万人の観光客で賑わったということを翌日の新聞で知ったのですが、なるほど天気に恵まれたせいか、妙見宮に至る参道は雑踏と呼べるほどで、出店している屋台も数多いものがありました。 道中、ぴよぴよと鳴き声がしますのでよく見ますと、縁日のひよこを大事にビニール袋に入れて持ち歩いている女性や子供らです。昔私も縁日で買って家で飼ったことがありますが、簡単に死ぬので、縁日のひよこは卵を生まないため死ぬ運命であった雄のひよこを売っているのだと教えてもらったことを思い出しました。(本当かどうかは今もって定かではありませんが)
ところで、参道で見たひよこはどれも青や赤、黄色と派手な色に塗られています。さらに売り場を探すと、そこには「ひよこ釣り」の看板があり、竿に餌を付けてまさにひよこ釣りをしている子供達がいたのには愕然としました。金魚すくいからスーパーボールすくいになり、今度はひよこ釣りとは香具師の人たちも研究熱心です。そういえば、妖怪ウォッチの屋台も複数出ており、流行の取り入れ力も大したものです。 さて、肝心の祭りは国の無形文化遺産に登録されているということで、神馬、飾り馬、逆鉾、亀蛇(がめ)など松井家400年の歴史の重さを感じさせる貴重な祭りだなあと思いました。
会場となった水無し川の上流を歩いていくと、そこには宮内庁が管轄する「懐良(ともなが)親王」の墓所があり、また勅使坂を降りれば、熊本では唯一となった宮地の紙漉の家があり、周りの晩白柚の畑を渉猟しつつ小春日を堪能できた一日となったのです。
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2014年11月18日 ものを買う
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そうして今年一年の締めくくりの時期を迎えて、我が周辺に集まって来たものの多さに辟易している自分がいます。河井寛次郎の言葉を借りれば、買ってきた自分が多すぎる事態になっているのです。シンプルは美しいと言いますが、シンプルはまた難しいと思う昨今です。
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2014年11月11日 充電と放電
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そうした時に「充電と放電」という言葉に出会いました。知識や経験を積む事が充電であり、それらを使用して何か事を成すことが放電という訳です。つまり、充電と放電のバランスが必要なのです。それ以来、私はいつも今は充電しているのか、あるいは放電しているのか自らに問う癖がつきました。最近は充電過多であることに反省しきりです。
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