2014年06月09日 ヒントをいっぱいもらって来てね。
![]() 確かに、男児家を一歩出れば戦場と思え、などと勇ましいことを昔父から言われたことがありました。常在戦場という訳ですが、一方で家の外はヒントや啓示が数多く潜んでいる場所でもあります。そのことを幼子から毎朝気づかされているという訳です。 それにしてもヒントを得るには、ヒントを得ようという積極的な心持ちがあるか、あるいは純粋な感性を持ってでもいない限りは難しいようです。ヒントは誰にでも手に入るものではなさそうです。 企業にしても、ある時自ら大企業病にかかるかも知れません。この病は、前例を尊ぶために変化を拒み、優柔不断で行動スピードが遅いという特徴がありますが、何よりも厄介なことは病にかかっているという自覚症状がない、ということです。 そうした状況を避けるためには、社外の人と付き合ったり、非日常の行動を起こしたりして、孫娘が言っているように、ヒントをいっぱい収集する必要がありそうです。 |
2014年06月02日 雨の日と月曜日は
![]() こういう時に思い出すのが、アメリカの兄妹デュエット、カーペンターズの唄です。確か「雨の日と月曜日は私の気分を暗くする」という歌詞です。 そういえば、最近庭にカタツムリやナメクジが出てきて気持ち悪く感じていたのは、既に空気が湿り気を帯び始めていたのかもしれません。アジサイの花も奇麗に咲き始めました。 時々ゴルフをする時に雨に降られることがあります。雨に降られると雨合羽を着たり、傘をさしたり、クラブのグリップが濡れたりして、ゴルフをプレイするのも一仕事となります。当然、雨のゴルフは気を重くします。しかし私の場合は、雨がほとんど降らないからエジプトでは砂漠が広がっている、雨が降るからこそ、日本は山紫水明の国土になっているのではないか、と思うことにしています。そのようにプラス発想ができると、雨のゴルフも楽しくなるものです。 |
2014年05月26日 マイルドヤンキーから大家族主義へ
![]() 当時は、大勢の家族で住むのが当たり前の時代でした。が、それから日本が高度成長期を迎え、農村から都市部へ人口の移動が始まり、核家族化が一挙に進んだのです。さらに、今日では少子高齢化によって、独身者や配偶者を亡くした人らを中心に、一人当たり世帯の増加が顕著になって来ています。大家族から核家族へ、そして独居へと時代の針が進んできたことが分かります。 こうした時代背景の影響があるのでしょうか、一種の揺り返し、反動のごとき話があり、興味深く感じたことがありました。それは、今の若者に、「マイルドヤンキー」と呼ぶ傾向があるというNHKの特集番組での話です。 マイルドヤンキーの特徴は、五つあります。 1 「絆」「仲間」「家族」という言葉が好き 2 地元(家か5km)から出たくない 3 車(特にミニバン)が好き 4 ショッピングモールが好き 5 EXILEが好き この中で、EXILEについて考えてみますと、多くのメンバーが集っているグループだからこそ、共感を得ていると考えられます。そういえば、AKB48だってそうです。 確かに、最近の学生は、生まれ育った地域、つまり郷里で就職する志向が強いように見受けられますが、彼らこそマイルドヤンキーであるに違いありません。 そして、私自身も今、子供や孫に囲まれた生活をしていると、かつての大家族主義の良さを実感するようになりました。つまり、高齢者は若い人からエネルギーをもらいながら、彼らの将来性を楽しみにしながら生きていくことができます。一方若い人は、特に幼児は、祖父母という人生の経験者から、深い知識や慰め、愛情を得ることができるという訳です。 生活実感として、大家族に囲まれた幼児は、日々、複雑で多様な知識を四六時中得ていることが分かります。マイルドヤンキーの出現が、これからの大家族主義の流れを作ることを期待する所以です。 |