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今年のコロナ騒ぎにより日本の実力が改めて問われている。コロナ対策一つとっても、PCR検査数が他国に比べて著しく少ないとか集中治療室の整備が遅れているとか指摘されて久しい。又その改善のスピードは遅いと言わざるを得ない。さらに数年前からデジタル社会への移行を国家戦略に唱えていながら全く進展していない。例えば、文書を介してする行政手続の煩雑さ、faxという古い通信手段、ビジネス社会におけるハンコ文化などがそうである。 もう一つ、キャッシュレス社会への移行が遅れている。隣国の中国や韓国では、キャッシュレスの進展により国民の移動の把握が容易になりコロナ対策に生かされている。3年前に日本銀行の支店長に講演を頼んだ際には、日本でキャッシュレスが進まないのは、背景に政府発行通貨に対する信頼が厚いからとの説明があった。それにしても、日本の情報通信技術(IT)政策担当大臣が74歳なのに対して、コロナ対策に辣腕を振るっている台湾のデジタル担当政務委員(大臣)が若干35歳なのは、すでに大臣任命において勝負ありと言いたくなる。 知り合いの専門家の一人は、日本がマイナンバー制度を導入した時がデジタル化を進めるチャンスだったのに中途半端のままに終わってしまったと言っていた。かくいう私も、遅まきながら現金に別れを告げてカード利用と電子マネーに切り替えようと考えたのは良いが、取引銀行が決済システム先と未提携のため門前払いを喰ったのである。そうこうしている内に、毎月のカード請求額を見るのが恐くなり、できるだけ現金で支払おうとする体たらく。かくして、私自身がデジタル化の抵抗勢力に成り下がっているのではないかといささか憂鬱な日々を送っている。
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欧米ではトップがスピーチする時はユーモアがあったが良いと言われている。硬い話の前に少し笑える話をして、聴衆をリラックスさせた上で関心を集める匠の技である。私も何度か挑戦したことはあるが、ネタが少ない上に間の取り方も下手なので、壇上で立ち往生する羽目に陥ることになり危険極まりない。今は諦めて普通にしゃべっているが、ネタがあれば披露したいとはいつも思っている。 ときどき巨人軍の長島元監督や有名タレントをネタにした小噺で世間が盛り上がることがある。こうしたネタは真実かどうかよりも本人の日頃の言動やイメージにより、さもありなんと思わせるところがポイントなのである。世界各国でも多様な小噺が作られているが、一国の元首である大統領や首相は一般庶民にとっては雲の上の存在であるゆえに、面白おかしく揶揄(やゆ)されることが多い。 日本の総理大臣の小噺で気に入っているものを二つ。 一 沖縄で開催された先進国サミットで、森首相がクリントン大統領に挨拶した時のこと。 森首相 (緊張しすぎて「How do you do?」と言うべきところを)「Who are you?」 クリントン大統領 (笑って)「I am Hillary`s husband.」 森首相 (すかさず) 「Me too.」二 国会議事堂の前でデモしている青年が「安倍首相の馬鹿野郎!」と叫んで逮捕された時のこと。 青年 「自由に発言できる日本でなんで逮捕されるんだ?」 警察 「君は国家秘密を暴露したからだ。」 体調不安説がある安倍首相には元気を回復していただき、この国難とも言うべき時に強いリーダーシップを発揮していただきたいと思っている。
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連日の猛暑に庭の木や花が萎れたり赤茶け始めた。とりわけ植栽の「りゅうのひげ」は直射日光にさらされ弱り切っている。見るに忍びないので朝か晩には水やりをする。葉が変色している所は念入りに、かつ頑張れよと声をかけながらの作業である。ついでに庭全体にも水やりをするが、何気なく眺めている庭には思いがけない発見があった。 まずは可愛い昆虫たちが庭を住処にしている。落ちてくる水に驚くのは、ハグロトンボ、ナツアカネ、揚羽蝶、黒揚羽、シジミチョウ、カマキリなどである。一匹のナツアカネは、水を避けつつ毎回その赤い尾っぽを見せて右往左往する。庭には芋虫がいるので、脱皮した蝶々たちは庭を故郷と思っているに違いない。 問題は酔芙蓉に巣食う毛虫である。そもそも酔芙蓉という花を知ったのは、おわら風の盆で有名な富山市八尾に行ったからである。軒先に置かれた酔芙蓉は、朝から昼にかけて花びらが白から赤に染まっていき、風の盆を一層引き立てる。毛虫はその酔芙蓉が大好物らしい。そんな毛虫を見つけたのは水やりのおかげである。見つけてからは毛虫退治がこの2週間の日課となっている。恥じるように赤くなる酔芙蓉の花を見るためには、しばらく毛虫たちとの戦いには気が抜けない。
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