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このブログを書き続けているが、WHOによるコロナウィルスの「パンデミック」宣言が出た今、コロナウィルス以外のテーマで書くことがとても困難な感じがする。この問題を避けて書けば能天気と言われるばかりか、周りの人の関心とずれると懸念されるからである。 だとすれば、大きな痛手を被っている観光産業や外食レストランのように一時休業宣言をすべきかとも思うが、この場を自己表現の機会として、あるいは日記代わりに書いてきた身としては、自然と指がキーボードに向かうのは避けがたい本能であり、いつの間にか生活習慣と化しているのである。 ということで近況を述べれば、今や生活はすっかり巣ごもり化してしまった。行く所はない、会う人はいない、外食する機会もない。自宅における圧倒的な時間に押しつぶされないように、生活習慣再構築中と言うべきであろう。頼みの綱は家にある運動補助機械とTV、それに読書である。読み残していた本に挑戦できるのが数少ないメリットだ。そしてやっと読み通した「ドクドルジバゴ」には感動した。YouTubeで久しぶりにラーラ役を演じた女優ジュリー・クリースティにも再会したが、まるで天使のように美しかった。
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2020年03月04日 小説「1984年」に酷似する世界
コロナウィルスの感染拡大が深刻かつ身近な問題となってきた。多くの食事会や会合が相次いでキャンセルとなり、フィットネスにも行きづらくなり行動範囲は極端に狭められた。運動と食事のバランスをうまく取ってきた生活スタイルは変更を余儀なくされ、ウェイトコントロールが困難になっている。仮にコロナウィルスが収束したとしても、元の生活スタイルに戻るのは難しいのではないかと危惧している。 中国政府が新型肺炎発生の初期段階で、情報統制の愚を犯したという見立ては当たっていると思う。そこで思い出して読み返したのが、イギリスの作家ジョージ・オーウェルの書いた「1984年」という小説である。1949年に刊行されたので、当時からすれば35年先の未来小説の類になるが内容が凄まじい。主人公ウィストン・スミスはビッグ・ブラザーが支配する国家にあって、情報操作や思想教育する国家体制に疑問を持ち行動を起こすのだが、ある日逮捕され拷問され徹底的に洗脳された結果、体制に忠実な国民になる。 この小説はネット社会で情報が一見自由に行き来する現代においても、気がつかない内にフェイクニュースなどにより国民が洗脳されている可能性があることを示唆している。デマがトイレットペーパー不足を煽り消費者を混乱させる。中国ではウィグル族が多数拘束され思想教育されているという噂がある。トランプ大統領は差別を助長して国民を分断することを意にも介していない。人間がお互いを「信頼」するという感情を持ち得ることが難しい時代になっているとつくづく思う。
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亡父のゴルフセットを見つけたのは売却寸前の両親の家の納戸であった。30年以上前のドライバーやスプーンのヘッドはパーシモン(柿の木)製である。アイアンはアメリカ製のリンクスなのは、未だ国産の手頃なゴルフセットが発売されていなかったからであろう。先日、何気なく見ていた「なんでも鑑定団」で同じようなゴルフセットが鑑定されており、僅か1万円であったのには苦笑した。と言うのは、私は見つけた亡父のゴルフセットを丁寧に磨きあげた上に、会社の応接室に陳列していたからである。 それにしても1万円査定は物の価値を再考させられる出来事であった。なぜかならば、亡父のゴルフセットは私にとってはかけがえのない宝物だからである。物には市場価値があり、所有価値と使用価値とに分けられる。歴史的なあるいは芸術的な物は所有価値を有するが、機能性があり使い勝手が良い物は使用価値があると言える。そして、亡父のゴルフセットは市場価値・所有価値・使用価値など何もない、さしずめ思い出価値のみがあると言える。愛着のある物なのである。 世の中にコレクターはごまんとおり所有価値に命を削る。オークションでは万が一ライバルがいれば、想定落札価格を大幅に上回る値がつき落札される。そうしたことを聞くたびに、物の価値は自分自身のものさしで決めたいと思う。叙勲という制度は人の業績をある意味でランク付けして表彰するものであるが、他人の評価などではなく自分自身が満足できる人生ならばそれで良しと思う。負け犬根性を許してもらえるならば、表彰などは「まっぴら御免なすって」なのである。
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