芭蕉林通信(ブログ)

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2019年06月19日 さらに中国雑感

6月6日付けの「中国旅行記」と重複しない点を順不同に列挙してみると・・ 1 証明書の必要性 (しばしば中国人は身分証明書、外国人はパスポート提示を要求される) 2 提携工場は近代的施設・最新製造機械に大変身  (日本の産業はダイナミズムを失ったか?) 3 ゴビ砂漠に「全国一村一品運動」の看板  (大分の平松元知事に習った?) 4 「Leeson」という名のCVS (ローソンの真似?) 5 一人っ子政策で、子供は「小皇帝」  (両親も小皇帝、四人の祖父母に一人の孫)

6 未婚の男は家を用意するのが嫁をもらう前提条件 (一人っ子政策のひずみ?) 7 施設がいずれも大きい (空港、ホテル、駅など) 8 珍しい食べ物 (さそりのから揚げ、ロバの肉) 9 敦煌莫高窟を含めた西域・シルクロードのロマン (半端ない感動を得ることができる)

古代中国や文化・歴史は好きだが現代中国の評価は難しい。 しかし、これからも機会がある限り、未だ踏破していないエリアを訪ね、歴史と文化を体験したいと改めて思った。

2019年06月12日 敦煌の夜・敦煌の朝

 中国は日本との時差が−1時間あるが、西域に属する甘粛省の敦煌まで来ると、実質的にはさらに−2時間の時差がある。従って、夜9時になってやっと宵の闇が訪れるのである。憧れのシルクロード、その入り口に位置する敦煌の名物・夜市に足を運んだのは夜の9時過ぎだったが、日本で言う夜市とは随分とイメージが違う。通りの両側は食べ物屋やお土産屋があかあかと電灯を灯し、客呼びがすさまじい。客を呼び止める若者は回教徒の印である刺繍入りの帽子をチョンと頭に乗せている。通りにはところ狭しとばかりに屋台が並ぶ。砂漠で取れる石、香辛料、木彫りの皿、印鑑、変わった木工製品など異国情緒に溢れている。敦煌は昔も今も多民族の交差するオアシスの町なのである。

 回教徒の青年に誘われるままに、とある一軒のレストランに入った。店の外のテーブルに座り、街行く人を眺めながらビールを飲み串刺しの羊の肉を食べていると、心地よい風が通り抜けていく。この夜は、砂漠で採れた石、注文して作る印鑑、胡楊の木の枝(日本で言う孫の手)を記念に買った。因みに、印鑑に彫ってもらった文字は、「花鳥風月」「壺中有天」「亀屋五代」の三つ。なぜか日本風になるのは仕方がない。

 翌日は朝5時にホテルを出発する。片道400km先にある嘉峪関と酒泉を日帰りで観に行くのである。ゴビ灘の一直線の道路をしばらく走っているとやっと地平線に日が登ってきた。周りは砂、砂、砂の砂漠の道。そしてやがて風力発電の風車の森が見えてきた。数百基はあろうかという風車が砂漠の風に緩やかにその羽根を回している。さらに太陽光発電が地平まで続く場所があった。中国は建物もインフラも全てが大きい。朝日を浴びながら3時間半かかって嘉峪関の街並みに入った。今日もまた1万5千歩ほど歩かねばならないと思うと気合いが入った。

2019年06月06日 中国旅行記

 5年振りに中国に行って来た。これまで出張を敬遠していた理由としては、生水で腹を下す、白酒が体質に合わないなどがあったからである。従って今回は、大歓迎されたとしても白酒は遠慮する、日本からペットボトルを10本以上持参することとした。結果無事に帰国できたばかりか、毎日約1万5千歩ほど歩いたので1kgのダイエットに成功したのは余禄と言えよう。

 さて中国では2社の取引先食品製造企業を訪問した。2社とも新工場を建設したばかりで全体のスケール感と近代的な設備に感心させられた。積極的な経営姿勢に我が目が覚まさせられる思いだった。以下新しく気づいたことを列挙すると下記の通りになる。  1 中国入国時から至る所で顔写真撮影(監視カメラも多い)  2 キャッシュレス化が進展(現金が使えない施設も)  3 石炭の使用削減で青空が広がっている  4 新幹線がチベットやウルムチなどの僻地にまで2年以内に開通  5 取引先企業の社長は毎朝、ネットで配車を呼び乗り合わせて出勤

 常々周りに言ってきたことだが、中国が日本に学ぶ時代から、我々が中国から学ぶ時代になったことを実感した中国旅行となった。

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