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とんでもない事故に巻き込まれるところだった。危機一髪で難を逃れたのは奇跡かあるいは運が良かったのか。それは先週の土曜日の午後9時頃のこと、外出先から帰宅して書斎に入ろうとした。ドアを開けると大きな段ボールが入り口に置いてあるが何だろうを推理していた時、突然それは段ボールではなく作り付けの本棚が落ちているということに気が付いた。唖然として立ち竦む目の前に本棚になぎ倒されている多くの物が目に飛び込んできた。正直胸が痛んだが、その時点では被害の全容は全く掴めない。何しろ危なくて書斎に踏み入れられないのである。
その内に、壊れたであろう物に対する執着よりも怪我一つせず、ましてや最悪な場合には即死していたかも知れないわが身の無事に感謝する気持ちが強まった。もし机の前で本を読んでいたり、マッサージ器を使いながら居眠りしていたならば、圧死するかあるいは骨折し本棚の下敷きになり長時間助けを待たされたに違いないのである。 23年間の時限爆弾かと思った。新築して23年後に本棚が落ちるようにセットされていたと想像するだに恐ろしい。翌日の日曜日は身体に力が入らず一種の虚脱状態にあった。それでも、危機一髪でわが身を救ってくれたのはご先祖さまであり神仏のおかげと思い、仏壇や家にある仏像・神像にお礼を申し上げた。救われたこの命、これからはさらに大事にしなければ罰が当たるというものだろう。
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今でしか話題にできない事柄である。いよいよ新紙幣の流通が始まるが、1万円札の渋沢栄一、5000円札の津田梅子、1000円札の北里柴三郎とは多生の縁があることが嬉しい。渋沢栄一は母校一橋大学(商法講習所)の草創期に関与したし、津田梅子はそこの学生と交流のあった津田塾大学の創設者である。北里柴三郎にいたっては熊本県の小国出身の大学者であり自慢してもしきれない。 さて、その千円札の裏側のデザインが何かというのが問題。先日のある会合では答えを知っている人は約2割程度であった。裏側のデザイン情報が不足しているのか、発行前で感心が薄いということかなのだろう。私もその一人ではあるが、ある事情でそれが江戸時代の浮世絵師葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」と知った。 というのも最近偶然にも大人のレゴ・シリーズで完成させたのが「神奈川沖浪裏」だった。二次元の絵をレゴで完成させると三次元もどきになるのが面白い。しかもちゃんと遊び心が隠されており、泡立つ波がしらには小さな鳥が10羽ほど埋め込まれているという訳だ。ヨーロッパの印象派の画家やロダンの女性弟子カミーユ・クローデルなどに多大な影響を与えたこの浮世絵は、これからはインバウンドで日本を訪れた観光客にもなにがしかのインパクトを与えてくれることだろう。そう言えば、浮世絵の波の向こうには外国人の好きな富士山が鎮座しているのだが、果たして気が付いてくれるだろうか。
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庭師の体調不良により、突然私が庭師の代わりを務める羽目に陥った。庭造りに関しては当然素人だが、各地の名庭園を見たり近くで庭師の仕事ぶりを見てきたので、自然に学んだり覚えたりした知識や技術があることにはある(と勝手に思っている)。庭師の回復を待てば良いとは思うものの、小さい庭とはいえ数えれば約25本の木が茂りに茂るのを見ていると自ら剪定するも止む無しと決意した。 ただ、最大の不安材料は剪定中の事故であり、高所作業中に滑落して死亡したり大けがしたという事例をいくつも聞いている。手袋や長袖・長ズボンを着用し、三脚を使って高い枝を伐採する時などは念のため頭にヘルメットを装着する。剪定ばさみは普通のもの、柄が1mのもの、柄が3mのものの3種類を使い分ける。枝や葉が茂ると風通しや光の通りが悪くなるので、庭に木漏れ日が訪れるよう必死に作業をするのである。 面白いのは、木を手入れしいわゆる庭を整えると庭に強い愛着を覚えることである。あの枝や葉は剪定したおかげで見映えがよくなったなあ、などと感慨に耽っていると時が経つことを忘れる。剪定中には6月なのにメジロのつがいを目撃、また木の高所を歩くトカゲを見つけ、蜂の巣を4個大きくなる前に排除した。小さな庭とはいえ小さな命が息づく小宇宙なのである。今日も帰宅すれば、盆栽への水やり、目高へのエサ遣りが待っている。
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