2024年10月01日 早く失敗し早く学ぶ
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というのも、私自身経営上の失敗を多数繰り返して来たという事実があるからである。いや私の父にも生前に犯した経営上の失敗の痕跡を数多く見出すことができる。よって、わが社は二代続けて失敗ばかりして今日を迎えていることになる。 会社には社史があるが、その社史は大抵は成功物語に終始している。失敗例は恥ずかしくて公にしたくないし、関係者がいれば差し障りもあろう。組織でする失敗だから犯人捜しが始まることも考えれられる。よって「臭い物には蓋」となりがちである。そうした時にこそ「早く失敗し早く学ぶ」という箴言が生きてくる。挑戦する者だけが失敗する権利を有し、そこから多くを学ぶことができる。よって成功の確率が高まるからである。これからも挑戦する若者よ出でよと言いたい。 (写真は、風車に立ち向かおうとするドン・キホーテを止めようとするアイアンマン) |
2024年09月24日 一年五季説
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それにしても今年は9月に入っても猛暑が続いた。学生の頃の記憶は不確かなものだが、気温30度を大きく超える日はそう多くはなかったはずだ。もっとも大学のテニス部では連日真夏の太陽に焼かれつつ練習に励んでいたので暑さ免疫力は最高水準だったし、顔はビール瓶のごとく真っ黒ではあったからこの記憶も今はやりの妄想の類かも知れぬ。 そこで思いついたのが一年五季説である。つまり春・夏・秋・冬の四季ではなく、春・むかしの夏・猛暑・秋・冬の五季という考え方である。 この説が共感を得るとか得ないとか言うことではなく、五季説によったほうがライフスタイルや仕事の進め方の面で役に立つと思っただけのことである。さてどうかな?(写真は秋色を蔵した摺り硝子の瓶) |
2024年09月17日 30年・50年単位で見えてくるもの
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社内研修をするために、会社の歴史を50年~100年遡って調べてみていくつかの発見があった。新たな視点を得たといった方が適切かも知れない。それは会社には長期低迷の時代があり、社会的な変動が時には追い風に時にはさらなる悪化をもたらすと言った循環の事実である。そして、その時々の経営トップの力量と社員のモチベーションが業績に大きな影響を与えるという当たり前と言えば当たり前の事実である。 今回会社の歴史を語る研修を実施したのは、世代交代を進めるにあたり社史に書き残せないエピソードを語り、何を学ぶべきか語り部として語る義務を強く感じたからに他ならない。「歴史は夜作られる」というが、会社の歴史も語るに語れない人間ドラマが繰り広げられた結果なのだ。若い世代が次はどういうドラマを作り出してくれるのか、語り部としての期待は大きい。 |