芭蕉林通信(ブログ)

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2024年01月16日 低体温症体験談

 久住登山をしたのは今から20年ほど前のこと。仲間3人で久住に登ったついでに山の中腹にある法華院温泉山荘に泊まることにした。日帰り登山も可能な山なのでわざわざ泊まったのは知的好奇心の一環である。

 宿は登山家が泊まる所なので素朴な雰囲気があり、なにもかもが珍しく感じられた。そこで登山の疲れを取ろうと宿の温泉に浸かったのは良かったが、これがぬる湯だった。いくら長く湯船に浸かっていても一向に身体が温まらない。しょうがないので見切りをつけて温泉を飛び出した。

 その時である。突然身体が震えだし、歯の根が合わなくなった。温泉で温まったはずなのに寒くて寒くて仕方がない。慌てて3人部屋に帰り、持っている服全部を身に着け、ありったけの布団をかぶりガタガタ震えながら寒さをやり過ごした。これが私の唯一の低体温症の体験談であるが、能登半島地震で被災された方々が低体温症の脅威にさらされていると聞くたびに、胸が痛むと同時にあの低体温症の恐怖が鮮やかに蘇るのである。

2024年01月04日 今年の抱負

 本年は天候に恵まれ自宅屋上から初日の出を拝むことができた。もっともご近所さんの家の隙間からではあったが、どこから見ようと目出たいことには違いはない。一年の始まりゆえ神々しく感じられるのが嬉しい。

 ということで今年の抱負を述べなければならない。公的には引き続き後継者の育成が第一である。変化のスピードが速いと言うより波乱の時代に突入しているので、事業存続への大胆かつ細心な行動が欠かせない。社員全員で意思を統一し果敢に挑戦することに躊躇することは許されない。

 私的には健康問題が第一なのは年齢的にやむを得まい。テニスやゴルフ、読書を続けながらも、終活の一環としていよいよ自分史を書きあげよう。手本は35年前に63歳でこの世を去った父である。余命半年と宣言された入院中に父は見事な自分史を書きあげ残してくれたのである。

2023年12月20日 私の推し

 今は推しの時代かも知れない。最初は第164回芥川賞を受賞した宇佐美りん著「推し、燃ゆ」でその言葉を知った。若い主人公がタレントにのめり込んでいく様が非現実的に思えたものだ。しかし今周りを見渡してみると、大谷翔平、藤井風、坂東玉三郎などなど推しの対象がいかに多いか驚くばかりである。

 恥ずかしながら私の推しの対象はレゴと言えよう。プラスティックのブロックを積み上げ家や車を作るおもちゃだが、私が作るのは大人のおもちゃと呼べるものだ。高等で複雑なものは部品点数2万点を超え、これらは「大人のレゴ」として検索して見つけることにしている。

 これまで制作した作品群には、スペースシャトル、ブラックパール号、3両の電車、イエローサブマリン、グランドピアノ、ヨーダ、ギザのピラミッド、熱帯植物、スクーター、フォルクスワーゲン、パックン、シンデレラ城そしてタイプライターとゴッホの星月夜などがある。レゴ作成には集中力と繊細さ、そして正確さが求められる。だからこそ気分転換には最適であり、2か月ほど間が空くと無性に作りたくなる禁断症状が出るのである。ゆえにこれが私の推しなのだと思っている。(写真はタイプライターとゴッホの絵)

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