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若いオーナーシェフが経営する人気レストランに寄った時のことである。天草にある、知る人ぞ知る活き魚を扱う店の話になった。魚に大変詳しい店の人が買い出しに来た多くの料理人に最新の魚事情を説明し、季節ごとにまた日ごとに最も美味しい魚を勧めてくれるのである。私もその様子をテレビ番組で見ていたので、自然にその店の話が始まった。 そこでの裏話が今日の主題である。その店の主人が、最近は海がきれいになりすぎて良い魚が捕れなくなったと教えてくれたそうだ。なんせ食事中の会話なので、その理由までは話が進まず、意味が分からないままレストランを後にした。韓国や中国では今なお良い魚が捕れるのはなぜかと思いながら。 ところが昨晩のNHK番組「ダーウィンが来た」で放映された「海を支える”砂の魚”珍ライフ」で解答を得ることができた。瀬戸内海のイカナゴが近年激減した理由は、下水道の普及によって海はきれいになったものの、海に必要な栄養分が不足するようになった。植物・動物性プラクトンが発生しなければ、イカナゴはエサ不足で激減し、それを食する中型・大型魚も増えないという逆の植物連鎖が起こっていたのである。その解決策として、地元の漁協や自治体が協力して、下水処理施設から必要栄養素の窒素やリンを含んだ処理水を瀬戸内海に放流し海を復活させた手腕には感心した。地元の有明海や天草の内海ではそうした取り組みは果たしてなされているのだろうか。
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今年の夏は連日30度を超える夏日が続き暑い夏だった。それに加えて連続して台風の通過があった。それらの台風はかつての台風とは進路も違えば、進行速度も異例だった。沖縄付近に数日停滞するなどして台風の備えを難しくした。世界ではロシアのウクライナへの軍事侵攻が続き、それに伴う資源問題の先鋭化と物価への悪影響が一挙に顕在化した。国内では安倍元首相が襲撃され死亡するという衝撃的な事件が発生し、その余韻がずっと続いたのも今年の夏のことである。 そうした日々の中で、私の身辺は比較的穏やかに進んだ。雑事にかかわることだが、ネット通販で取り寄せた鉢植えの朝顔に毎日朝晩水やりをし、美しい青や赤、白の花を愛でることができた。一念発起して参加した色鉛筆画の教室体験も忘れがたい。年齢相応の健康問題は致し方ないとはいえ、同年配の訃報に接すると命のはかなさや尊さを再認識させられた。 今や10月に入り、今年がどのような年末を迎えるのかさっぱり分からない。あまり先のことを予測しても意味がないのかも知れない。あるのは目の前の課題だけ。その解決に集中するしかない。その合間に、美味しいもの、美しいもの、健康に資するものに出会えられた嬉しいと思う。それにしても、今週後半には気温が急に下がるようなので衣更えを急ごうか。
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私が産まれた新町には今でもいきつけの本屋があり、そこの小さなスペースでは季節ごとに異なる展示をしている。先々週にそのスペースを覗くと、苺や栗などの色鉛筆画が7〜8点展示されていた。20個ほどの苺や栗が写真と見間違えるほどの繊細さで描かれているのに目を奪われた。民放のプレバトというテレビ番組では、俳句の他にも料理や消しゴムアート、壁絵などをテーマに有名人やタレントが参加してバトルが繰り返される。色鉛筆画もその一つであることを思い出した。 そしてそのスペースには近々絵画教室を開催するとのチラシが置いてあった。典型的な我流画家である私にとっては、基本を学びなおす千載一遇のチャンスと思い参加を決断した。参加人数6人と少なめなのも個人指導をしてもらえる良い機会と思えたのである。果たして約3時間の絵画教室は基本を学ぶ実り多い時間となった。 講師は警視庁の似顔絵捜査官の経歴を持つ青年。ふるさと熊本に帰り、主に色鉛筆画家として作品を制作したり、多くの生徒に教えているらしい。グラデーション、ハッキング、塗りつぶし、補色などの技法を習いつつ仕上げたのがこの猫の絵である。薄色から始めて濃い色で描くなどのテクニックは大変に参考になった。ゴルフやテニスも長年続けている内に我流が定着してしまっている。仕事にしてもしかり。今一度基本に戻ってやり直したいと思っている。
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