2020年01月30日 1月の鳥
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そうした気候のせいか、家の近くで早くも飛翔する燕を目撃し季節感が根底から崩れそうになった。さらに、10年ぶりのカワセミ、昨年来の鴛鴦のオス、鴨の親子、サギなどを見ることができた。家が立ち並ぶ中を流れる川、いわば市街地の川が野鳥の遊び場になっていることが嬉しい。水温む(みずぬるむ)の季語がふさわしい。 とりわけ、カワセミと鴛鴦のオスはきれいな鳥の代表と言えそうだ。人の気配を感じたカワセミが矢のように飛び去る時、その背中はコバルト色に輝くのである。持参のカメラで撮るのは至難の技、だからこそ野鳥観察のプロはカワセミの止まる木を知った上で、先回りしピントを合わせシャッターチャンスをものにできるのだろう。私も一度でいいいからカワセミの写真を撮ってみたいと思っている。 |
2020年01月20日 子猫とユンケルスター
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それにしてもこの1年間の孫の勉強ぶりは大したものだったが、フャミリー挙げて応援体制を取ったこともこれまた事実である。少子化で大学入学が容易になったと言われる昨今だが、志望校に入ろうとするならばやはり本人の実力と努力に加え、周りの手厚いサポートが必要なことはいつの世も同じなのだろう。試験期間中に飼い始めた子猫のピッピも受験でピリピリしている母と息子を癒してくれたようだ。 ところで今回の受験で驚いたことがあった。教育ママの娘が試験当日の孫にユンケルスターを飲ませたのである。事前に知らされていたならば止めたかもしれないが、飲まされた本人はカッーとなって試験に向かったことだろう。数学のテストでは、「サイコロを6回(7回?)転がして合計数字が24になるには、最初のサイコロの目はいくつか?」という問題が出たそうである。孫は目の前にある消しゴムをサイコロに見立てて、それを転がすことで正解を得たと言うのである。柔軟な発想で正解を導いた孫を褒めてあげたのは当然であった。 |
2020年01月06日 「癌」という漢字
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果たして今日の日本人の最大の死因は悪性新生物(ガン)であり、それに次いで心疾患(心臓)、脳血管疾患であるらしい。私自身は健康を維持するために努力しているつもりだが、体内では気がつかないうちに癌細胞が暗躍しているかと思うと気分が悪くなる。極真会を創設した大山倍達氏は人間ドックに年2回行っていたそうだが、結局肺がんにより72歳で死んだと知って愕然とした。牛殺しの逸話を持つ武芸の達人も癌には敗れたのだ。 ところで、「癌」という漢字を分解すると、「品が山のようにあれば病気になる」と読める。役人はパーキンソンの法則が働き常に増加するという説があるが、会社組織も油断するとすぐに人や物が増えて収拾がつかなくなる。言わば成長ではなく膨張であり、会社存続自体が怪しくなる。会社の「癌」は、「捨てる」ことから始めて、必ず撲滅させなければならないと最近考えている。 (注)パーキンソンの法則 役人の数は、仕事の量とは無関係に増え続けるというもの。 |