2019年11月27日 ヒヨドリの来客
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その池も野鳥にとっては水飲み場になるらしく、しばしば小鳥が可愛い姿を見せてくれる。そうした時はカメラを急いで取り出したり、野鳥図鑑をめくったりして一瞬の出来事を楽しむのである。もっともやや大型のヒヨドリが来ると小鳥が寄り付かなくなる。さすがにカラスは来ないので、今のところ我が家の鳥の王様はヒヨドリだ。 ヒヨドリが池で水浴びするのは今までもよく目撃したが、ここ数週間訪れる一羽のヒヨドリは家の窓ガラスに何度も繰り返しぶつかって来る。家の中に餌があると思い追跡しているのか、単に人懐こいのか理由が分からない。ヒヨドリの習性かと思いネットで検索したが、そうした記述は見つからなかった。人間同様にヒヨドリにも変わった癖があると思い、そっと見守っている。 |
2019年11月19日 95歳の講師
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講演の内容はいつもながら示唆に富んでいる。 「父母を大切にするのは感謝の心を知っているから」 「最高の到達点は他人を喜ばせること」 「教養とは相手の立場を考えて言動すること」 「粋な生き方とは、①あかぬけしている(反対は野暮)②ハリがある③色気がある(思いやり)」 などの話は、グサッと私の胸に突き刺さった。 これまでの人生で受けた講演は数知れない。そして今でも印象に残っている講演は数多い。帝国ホテルの村上料理長、女優如月小春さん、神戸大学の加護野教授、陸上の中村清監督、九州学院の米田剣道部監督、ウィンドサーフィンの今井さん。こうした人達の話は今でもよく私の話の中で引用させていただいている。願わくばS先生には100歳になった時に特別講演をしてもらいたい。 |
2019年11月05日 ありがたき家事
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そうしたある日、NHKの「ファミリー・ヒストリー」でマラソン選手だった瀬古さんが出演しており、番組の中で恩師の中村清監督が紹介されていた。今は亡き中村監督にはかつて弊社まで来ていただき、ど迫力の講演をしていだいたことがある。その講演では早稲田大学の陸上部を立て直したことや瀬古選手を育成した話があった。その話の中に家事に関することがあった。 瀬古選手が世界選手権で大活躍している時に、中村監督は瀬古選手に対して「おまえは世界のどこに行ってもチヤホヤされ、女性からもモテルだろう。しかし勘違いしてはいけない。今日のおまえがあるのは、選手寮で毎日食事を作ったり、汚れたパンツを洗ってくれるオバさんがいたからこそなんだから。」それ以来私は、日々家事に勤しんでいる人には頭が上がらない。それにしてもNHKでは瀬古さんはそのことには触れなかったなあ。 |