2017年09月25日 松下幸之助さんの採用条件
経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんは、今でも教えを乞いたい人物だ。本棚にはいつも同氏の本があり、車で移動する際は講義された肉声をCDで聞いたりしている。民進党を率いる幹部には松下政経塾出身者が多いが、彼らも松下幸之助さんの遺髪を継いでいると言えよう。 ところで、同氏の学生採用における三つの条件を聞いたことがある。第一に素直であること。第二に愛嬌があること。第三に運が強いこと、だそうだ。これを人に説明すると、決まって運が強い人はどうして見極めるのかと質問される。 そういう時私は、素直でない人とは頑固でわがままな人、愛嬌がない人とはネクラで鬱的な人と言い替えられるが、そういった人には良い運が来る確率は低いと答える。つまり、素直で愛嬌がある人は、運を呼び込む必要条件を持っているのだ。もう一つは、松下幸之助さん自身が生涯に亘り、自分は運が強い人間だと思い続けたという点である。人生をプラス思考で生きることが、運を呼び寄せる十分条件だと思うのである。
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2017年09月19日 朝のいい加減な習慣
良い習慣を身に付けたいと思っているが、努力目標で終わっているものが多い。最近は朝目覚めるのが早くなっているので、朝の使い方に工夫が必要だ。 モーニングコーヒーに始まり、朝刊二紙のチェックは定番だ。テレビ体操、仏壇前の読経は努力目標、スマホによる情報チェックは最近始めた。日経、ヤフー、NHKなどでネット記事を読んだり映像を確認したりしている。趣味で続けている美術関連記事の切り抜きはすでに3年目となった。 朝食後に免疫力を強化すると信じて蜂蜜を舐め、血圧降下剤とビタミン補助剤を飲むことはしっかり習慣化した。問題は身体を動かすことが少ないことである。新陳代謝が落ちる年代にあっては散歩が良いとは思うのだが未だ実現には至っていない。もっとも、なんでもやり過ぎる性格なので、先日も筋トレして腰痛に襲われた。いい加減とは難しいのである。
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2017年09月12日 シンガポール見聞録
久しぶりにシンガポール視察旅行に参加した。福岡空港発のシンガポールエアラインは客室乗務員のユニフォームが懐かしかった。約6時間の飛行時間で時差は−1時間。気温は30度を越え、湿度も高く、滞在中常に汗を掻き続けた。 高所恐怖所の身には危険な視察場所が多くあるとガイドブックで事前に把握していた。しかし、大観覧車はパスして難を逃れたものの、マリーナベイ・サンズの57階の展望台では足が竦み、セントーサ島に行くゴンドラでは地上60mの地点で目を閉じつつも全身から冷や汗が吹き出た。 現地ツアーガイドの話で興味深い点を少し紹介する。建国52年で国民の平均月収は30〜35万円。但し物価は高く、例えば輸入車は関税100%、車所有権は入札制で約400万円(しかも10年間の期限付き)もする。大臣の月収が2500万円ぐらいなのは、汚職防止のためとか。中国やマレーシアのごとき汚職が多い国は見習うべきだろう。世界トップクラスのコンテナ港にはガントリークレーンが文字通り林立し、9月13日からはF1レースが開催されるなど活気溢れる様には終始圧倒されたのである。
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