2025年02月25日 イスラム文化を学ぶ
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そうしたある日のこと、地元の中心商店街に一軒の絨毯屋がオープンしているのに気が付いた。馴染みの商店街の主もまだ行ったことがないと言うぐらいだから、空から降ってわいたような新店なのである。恐る恐る店を覗くと、流ちょうな日本語を話すトルコ人が出迎えてくれて、丁寧にトルコ絨毯の説明をしてくれたのには感激した。 トルコの艦船が嵐に遭ったときに、日本人が必死になり乗組員を救助しトルコに送り返したという歴史があり、それからはトルコが親日になったということも周知の事実である。という訳でもなかろうが、本来興味を持っていたイスラム文化の粋とも言える絨毯を教えてくれる友人(ちょっと気が早いが)を得たことに大変喜んでいる。さらに付け加えれば、日本全国数多い場所から縁も知り合いもいない熊本を気に入って住む決心をしてくれた日本人の奥様との二人に心から感謝しているのである。 |
2025年02月13日 田原(たばる)塾で学んだこと
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かく言う私も田原塾に参加して多大な影響を受けた。特に一期生は失敗は許されないとの県当局の思い入れが強かったのだろう、一年を通して実に多彩かつ有力な講師陣が配置された。和歌や生け花、フランス料理などの授業が組まれ、リベラルアーツの一端まで学ばされた。そうした中でも心に残り、今なお仕事に活かしている教えがいくつかある。 その一つが女優の如月小春さんが紹介したシェークスピアの「人生は舞台、人間は俳優」という言葉だ。その頃社長になりたての私は責任の重さと自分自身の実力のギャップに戸惑っていたが一瞬にして悟った。それはあるべき姿の社長像を演じればいいのだと。もちろん名優もいれば大根役者もいるのだろうが、なぜか一挙に肩の荷が下りる気がした。二つ目は神戸大学の加護野教授が阿蘇での一泊二日のゼミで教えてくれたこどである。ゆでガエルの譬え、カマスの実験、仮設と検証で新規事業を成功させた企業の話などなど。その時の講師陣の多くが亡くなった今、いただいた貴重な教えの数々はできるだけ後輩たちに伝えていこうと思っている。(今朝、庭の梅が一輪咲いているのを見つけました。) |
2025年02月10日 イギリス土産の詩を生成AIと共同翻訳してみた
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(ANONというのは、無名の人という意味。日本的に言うと詠み人知らず。) 注;最後の3行は生成AI「コパイロット」の翻訳に頼った。 |