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最近テレビドラマで話題になった「不適切にもほどがある」を珍しく全編観たが、約30年間で社会の常識が劇的に変わったことを痛感した。30年前は学校での体罰、社会でのセクハラ・パワハラ的言動などは日常茶飯事だった。かつて勤めた銀行の森田課長は承認印をもらいに来る女子行員のお尻をしょっちゅう触っていたので、「スケ森田さん」と呼ばれていた。ところが、私の同期で助守田(すけもりた)さんが入行したので大笑いになったというのも今は昔の話である。
実際にある会社の社長は、ちょっとした勘違いからか女子社員からセクハラとパワハラで訴えられた。ある人曰く、これはセ・パ両リーグだ。しかし、わが身を振り返っても笑いごとでは済まされない。セクハラやパワハラに加えて、最近はモラハラ、マタハラ、カスハラなど人権侵害の罪状は増えるばかりだからである。 昔の方が部下の指導がしやすかったとは単純には言い切れないが、こちらとしては人間性を磨きながら、誤解のないような指導法を身に着けるしか道はない。理不尽とも言える仕事を上司から押し付けられ、何とか乗り切りながら実力をつけてきたという過去の経験は自分だけの宝物としよう。(絵は、さわやかな草原の陽のつもり)
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子育て、とりわけ父親としての息子の育て方は難しい。いや娘の育て方が優しいと言う訳ではないが、ここでは家を継ぐ者、家業を継ぐ者として実の息子を見た場合の話である。娘婿を後継者にする場合は、夫婦仲、能力、株式の譲渡などの問題が絡むのでさらに難しくなる。 トップの父親に対して、息子がその部下にいる場合は、当然トップの指揮命令に従わなければならない。部下がトップに意見具申することは奨励されるべきであるが、親子関係はときには感情に流されることになる。父親はカッとなり、息子は不貞腐れる。 そこで参考になるのが、武家社会における傅役の存在だ。殿様に男児が生まれると、ある年齢に達した頃から傅役が教育担当に任命される。殿様の忠臣にして、知識や経験の豊富な幹部が男児に帝王学を手取り足取り伝授する。これであれば父と男児の間に感情的な軋轢が紛れ込むことを避けられる。ついでに言えば、エディプス・コンプレクス(母親を愛するあまり父親を憎む心理)が後継者育成を難しくしている面もあるようだ。だからこそ息子の教育は第三者に委ねた方が良い。可愛い子には旅をさせろ、である。(無垢な子供を描こうとしたら、人、心、無という字が自然に現れたもの)
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会社を現場で支えてくれる社員と話す機会が欲しいということで、先週はシステム開発のメンバー8人と懇親会を開いた。隣に座ったのはほとんど初対面のTさん。入社3〜4年目でEOS(電子受発注システム)を担当している女性社員だ。気の利く上司が、Tさんの実家ははんこ屋だと教えてくれた。そこで俄然会話がはずんだ。 「はんこ屋というと二度ほどテレビ番組があったよね。難しい苗字のはんこがあるかどうか、苗字研究家と福岡のはんこ屋さんが競う番組は面白かったね。」と私が話を膨らませていく。Tさんの実家は熊本市東部にあるらしく、「私は新町に住みたいです」などと私が生まれ育った新町の話をしてくれた。そして、「年末には会社の皆さんにキントンを配りました。」と。 はて、キントンとは孫悟空が乗っていた雲のことか、はたまたはんこにキントンという特殊な文字があるのか忽然と疑問が湧いてきた。ところがキントンとは栗きんとんのことであり、そこでTさんの実家ははんこ屋ではなく、あんこ屋の間違いであることが判明した。おかげで大笑いになり場は大いに盛り上がった。一方で、話の掛け違い、コミュニケーションの難しさを改めて感じる一幕ともなった。
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