英夫・元会長のメモ

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2014年10月05日 売上増加率に注意

 固定経費の主なものは、人件費、金利、減価償却費だが、年々この固定経費は膨張していく。この固定経費の増大を吸収するには売上の増大を図ることである。この売上増加率は企業の成長のバロメーターの一つであり、会社が大きくなるという一つの目安は売上の増大であるから、売上増加率を重視することだ。
売上増加率は30%以上が絶対であり、賃金上昇率を上回ることが必要だ。需要の伸びが期待できない業界で企業の増加率30%以上を固守するとなると、血で血を洗う激突が生まれるわけだ。厳しい業界整理、再編成が断行されるのである。
売上増加率は外に対しては業界の伸び率を上回り、内に対しては賃金上昇率を上回ることが必要条件であり、売上増加率が低下し始めれば、企業の将来に赤信号が見えたということだ。企業体質の先行シグナルとして売上増加率を無視するな。

2014年10月04日 投資

 1970年代は蓄積財貨が会社も個人も自由になるから、どうしても投資は乱立する傾向になるだろう。
投資をめぐってライバルとの競争が激しくなるが、一方で巨額の資金が長期間固定して寝るだけに、これからの投資は慎重を要する。
投資に対する基準として、5年間で投下資本は回収する、というルールを守り抜くこと。ビルを建てたらつぶれたとよく聞くが、回収できないものに手を出したのでは
企業の命取りになる。

2014年10月03日 小企業と回転

 人、物、金ないないづくしの小企業が大きく伸びる秘密は、利益率と回転率にある。
利益率の大きい商品を素早く回転させることである。
回転を早めるというのは、原材料をあまりかかえない、その日の仕入れはその日に消化してしまう、作った商品は現金売りで回収してしまう、設備は営業時間を長くして固定投資の回収を早めるといったことから実現する。
小企業のときは人一倍働くことである。人一倍働くと同時に、利益率と回転率の両方が大きいものに目をつける頭の働かせ方が小企業発展のカギであると思う。小企業が資本をつくる原理もここにある。


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