芭蕉林通信(ブログ)

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2024年09月24日 一年五季説

 今日(9月24日)になってやっと涼しげな朝を迎えた。温度でいえば約18度。日中の最高気温が34度になるという予報が出ていたのでつかの間の幸せを味わっている感じがした。地元の季節用語でいえば、やっと随兵寒合(ずいびょうがんや・秋の藤崎大祭が終われば熊本は急に涼しくなるという意)になったと思った。

 それにしても今年は9月に入っても猛暑が続いた。学生の頃の記憶は不確かなものだが、気温30度を大きく超える日はそう多くはなかったはずだ。もっとも大学のテニス部では連日真夏の太陽に焼かれつつ練習に励んでいたので暑さ免疫力は最高水準だったし、顔はビール瓶のごとく真っ黒ではあったからこの記憶も今はやりの妄想の類かも知れぬ。

 そこで思いついたのが一年五季説である。つまり春・夏・秋・冬の四季ではなく、春・むかしの夏・猛暑・秋・冬の五季という考え方である。 この説が共感を得るとか得ないとか言うことではなく、五季説によったほうがライフスタイルや仕事の進め方の面で役に立つと思っただけのことである。さてどうかな?(写真は秋色を蔵した摺り硝子の瓶)

2024年09月17日 30年・50年単位で見えてくるもの

 約50年という長期の景気循環を表すのにコンドラチェフの波がある。イノーベション(技術革新)により経済構造が根本的に変わり、景気の長期的波動をもたらすといった内容だったと記憶している。それにしてもコンドラチェフの波が死語になったのは、今日の世界がイノベーションに継ぐイノベーションの連続になったからに違いない。

 社内研修をするために、会社の歴史を50年〜100年遡って調べてみていくつかの発見があった。新たな視点を得たといった方が適切かも知れない。それは会社には長期低迷の時代があり、社会的な変動が時には追い風に時にはさらなる悪化をもたらすと言った循環の事実である。そして、その時々の経営トップの力量と社員のモチベーションが業績に大きな影響を与えるという当たり前と言えば当たり前の事実である。

 今回会社の歴史を語る研修を実施したのは、世代交代を進めるにあたり社史に書き残せないエピソードを語り、何を学ぶべきか語り部として語る義務を強く感じたからに他ならない。「歴史は夜作られる」というが、会社の歴史も語るに語れない人間ドラマが繰り広げられた結果なのだ。若い世代が次はどういうドラマを作り出してくれるのか、語り部としての期待は大きい。

2024年09月10日 初の試み、書画・絵画コレクション展

 本年は弊社が明治2年に創業して以来155年目という節目を迎えるにあたり、これを記念して代々伝わる書画・絵画のコレクション展を開催した。9月6日〜8日までわずか三日間であったが島田美術館の貸しギャラリーに約100名の来場者を迎えることができたのは望外の幸せだった。

 当初は供覧に値しないのではないかと危惧したが、来場者には物珍しくもあったのか展示した作品を比較的好意的に評価していただいのにはひと安心した。今年は特に暑い日が続いているが、暦の上では立秋を過ぎている。であれば来場者には芸術の秋を堪能してもらいたいとの願いもあった。

 開催中は展示物の説明に終始した。その後一人一人に好きな一点を聞くのが楽しかった。またその答えが三者三様なのが面白かった。私自身は説明している時は気づかなかったが知らぬ間に力が入っていたのか展示会終了後は疲労困憊の有様で、体力を鍛えなおさなければと反省も強いられたのである。

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