22件〜24件 (全 728件)
<前の3件
・・・
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 ・・・
>次の3件
正月を迎えた二日目は甘酒が振舞われるとのことで菩提寺の西福寺に伺った。この寺は加藤清正時代に創建された古刹であるが、住職はまだ青年といってよい若さで寺と檀家を守っている。毎月自宅の仏壇にお経をあげてもらっているので家族ぐるみのお付き合いでもある。実際当日は、ご住職の奥様と1歳半の長男君にも挨拶できた。 という関係もあったのか、甘酒を飲んでいたら写経をするよう誘われた。そこで総勢5名一斉に写経に赴いたのである。かつて京都で写経して以来の体験で、おかげで正月早々静謐な時間を味わえた。と同時に父を亡くして打ちひしがれている時に、般若心経を暗記してひたすら心の中で唱えて難局を乗り切ったことを思い出した。 ただ最初は丁寧に書いていたが、出発の時間を気にしだすと途端に雑になるのが分かった。その点小学校4年生の孫娘は写経を言い出しただけあり終始無言で集中力もあり、私の写経とは比べ物にならないほど綺麗に仕上がったのには感心した。今年は雑念を払う訓練をしなければなるまい。
|
2024年12月24日 戦争を引き起こすのは男脳か
「ららら星のかなた」とはもちろん鉄腕アトムの主題歌だが、作詞したのは先日亡くなった詩人の谷川俊太郎さん。谷川さんと熊本在住の伊藤比呂美さんの対談集のタイトルが「ららら星のかなた」なのがちょっと面白かった。この対談の中で谷川さんは詩を書くだけでは食っていけないので、劇の脚本や絵本、歌詞などなんでも仕事を引き受けたとしゃべっている。そこから国民的詩人が生まれたのだ。 ただ今日のテーマは谷川さんの経歴ではなく、対談で語られたある一つの話である。それは男は抽象的に考え、女は現実的に考える。その違いは子供を産むか産まないかの違いだと言うのだ。ちなみに、たとえ子供のいない女でも子宮があるからやはり男とは違うとのこと。一方、イスラエルのユウァル・ノア・ハラリ氏の著書「サピエンス全史」には、サピエンスがネアンデルタール人などとの生存競争に勝ちえたのはサピエンスに抽象的に考える能力があり、それゆえに今日の文明が築かれたと言うのだから話はややこしい。 しかし確かに、国家や領土、愛国心や権力などを指向するのは男の方ではないかと思える。今も大ロシアや大中国を推進しようとしている大国のリーダーたちがいる。それらの国の女たちは領土拡張のために召集される夫や子供の命をまず心配するのではないだろうか。殺す殺されるという現実を回避したいと思うのはまともな考えである。ギリシャのアリストファネスが書いた喜劇「女の議会」を今日の世界に実現してほしくなった。彼女たちならば議会で戦争を決めるはずはない。ミサイルを発射させるはずがない。(と言うことを昨日話した元新聞記者には反対意見を言われてしまった。見解の分かれるテーマなのでしょうね。)
|
本日の与太話は「若い時は元気があって金がない」 が、「歳を取ると金はあるけど元気がない」といった話である。人生はよくできているなあと思う。もし若い時に金があれば情熱に任せていろんなことに興味を持ち突っ走るだろう。分別が備わっていれば大したことにはならないが、一歩間違えれば人生を台無しにする可能性すらある。 一方私の場合は、古希を過ぎたあたりから高血圧、腰痛などの症状が出るようになり、好きなことすら億劫になった。かかりつけの医者に行く回数は増える一方で、今年はインフルエンザに加え帯状疱疹の予防注射もうってもらった。さらに10月にレゴの大作(タイタニック号)を完成させたのは良かったが、根を詰めた結果その後長期の腰痛に悩むことになった。 整体、カイロプラクティック、オイルマッサージ、鎮痛剤などを駆使して今は95%程度まで回復しほっと一息ついた。つまり「歳をとって多少の金はあるものの十分に元気が出ない」状態になってしまったのである。(写真は近所にある島田美術館の紅葉)
|
22件〜24件 (全 728件)
<前の3件
・・・
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 ・・・
>次の3件