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今月恒例となっている大学の同窓納涼会があり参加した。参加者11名のこじんまりした会ゆえにざっくばらんに会話できるのが魅力だ。弁護士、公認会計士、医師、企業経営者、国家公務員、ファンドマネージャー、総合商社OB、英語教師、能楽師と多士済々なメンバーだ。 近況報告のトップバッターは最年長のS先輩で、生まれ故郷の熊本にいつもわざわざ東京から馳せ参じてくれる。総合商社丸紅のOBでブラジルやグアテマラ、インドネシアなど海外勤務経験が豊富だけに話はいつも面白く尽きることがない。御歳78歳でありながら、今なお東京の二つの教育機関で90分、100分の授業を毎週4〜5単位受け持っていると話されたのにはびっくりした。 授業内容も経済学、経営学、日本語教育と多岐にわたり、何でもできる人だと感心した。私も過日社員相手に100分講義をしたが、下準備と参加者を飽きさせない工夫は相当大変だった。このS先輩の場合は、見ず知らずの生徒を相手に講義するという難しさがあるはずだ。80歳まで続けたいとのことで、まさに人生の模範としたい大先輩の話だった。(写真は樹齢約800年の寂心さんのクスノキ)
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薬師寺のお坊さんたちには親しみやすさという共通点があるのかも知れない。中学の修学旅行で奈良の薬師寺に初めて行った時に、われわれに優しく面白く説明してくださったのが薬師寺復興支援の立役者高田好胤管主だった。国宝東塔の前であった。 過日、12年に及ぶ大修理を終えた薬師寺の東塔落慶法要に参列した人から聞いたエピソードがまた面白かった。全国津々浦々から集まった参列者に向かって、執事長がマイクを持ちこう切り出したそうだ。「今日は皆さんを小学3年生と思いお話します。とても暑いのでまず水分を取りましょう。左手でペットボトルをとり、右手でフタを開けます。そして背筋を伸ばし空を見上げて水を一口飲みましょう。」と。 我が家の菩提寺は浄土宗で、そこの若い住職にその話をすると、小学3年生に対するつもりで話すというのは、我々の世界では秘中の秘なんだけどなあと困った顔で苦笑いされたのがおかしかった。(写真は東塔落慶法要時の加藤朝胤管主の温顔)
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訳あって二泊三日の入院治療を経験した。治療は無事に終わったが、入院中にこれは将来老人介護施設に入った場合の擬似体験ではないかと感じた。結論から言えば実に退屈なのである。 思いつくまま感想を述べると以下のようになる。1 個室とはいえ部屋が狭い 2 感染対策のため面会も外出もできずに話し相手がいない(刺激がない) 3 新聞と本は持ち込んだがすぐに飽きる(二日目からは朝刊がない) 4 テレビはあるがNetflx、YouTubeなどのチャンネル不足 5 運動ができない、などなど。良かった点は、読書する時に便利な電動ベッドぐらいだった。 その結果として、毎日の三食や窓から眺めに喜びを見出す有り様だった。こりゃ老後が心配、不安になるのは当たり前だと思った。元気なうちに終活の大方針を立て、寂しい老後にならぬように準備しなければならないと思った。やっぱり自宅で生涯を終えたいとも。歳を取るのもやれやれだ。(写真は病室から眺めた熊本市内の朝焼け)
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