2025年06月09日 ボーイスカウト追想
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古希を迎えた人から雲の上の存在と言われるのだったら、もはや空を自由に行き来する仙人になるしかないと思った。もっとも悟りを開いた久米仙人のように、地上の女性の太ももを見て空から落ちたという羽目には会いたくないが。熊本YMCAに属するボーイスカウト第9団には小学4年の時に入団し中学2年まで在籍した。最後は隊長をしていた。「整列!きをつけ!やすめ!」と号令をかけていたし、毎回三本指で敬礼しては三つの誓いを唱和したものだ。 いずれOさんとは旧交を温めたいと思っていた矢先に、今度は東京の妹が帰郷し保管していたボーイスカウト時代のトーテムポール柄のナイフを持参してくれた。そこで記憶が呼び覚まされたのは御殿場で開催された富士ジャンボリーに参加したこと、各種技能を身に着ける訓練を受けたがとりわけ手旗信号やモールス信号を覚えさせられたことなどである。今さらながら両親から自然に接する機会を与えられたことに感謝しなければならない。 |
2025年06月02日 カフェで見たメモ
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2025.5.26 |
2025年05月30日 二人目のお断り
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それは自分の八歳の息子に私と同じ名前を命名したことを伝えるためだった。まったく同じ字の同名ですと言われるので、偶然ですかと尋ねると、いや私のことを知って命名したとのことだった。少し照れ臭く思いながら大変光栄です、すくすく育たれることを祈っていますと返事した。 子供に同じ名前を付けたという話はこれで二人目である。一人目は松下政経塾の卒業生で地方政治家になっている人から、子供に命名したので後になったが許していただきたいと言われた。命名権は個人の自由だから承諾の必要などまったくないし、改まってお断りを入れられるとかえって恐縮するのである。あるいは息子の名前を同じにしたのだから、あなたもしっかりしなきゃ困りますよとの励ましかも知れない。(写真は季節の薔薇と熊本水辺動物園のキリンを描いた絵) |