2018年10月02日 批判は控えめに
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天に向かってつばを吐く感のある貴乃花の行動は、退職という道しか選択の余地はなかったのではないか。世間の耳目を集めるだけ集めて、自らの不始末が発覚したとなれば、組織にいづらくなるのは当たり前のことだ。信念に生きるのはさほどに難しいという典型的な例でもある。 そしてこれは貴乃花の問題だけではなく、身近によく起こることでもある。つまり、他人を批判する際に、自分自身を反省する視点がすっぽり欠けるのである。自分を客観的に捉える冷静さと賢さがあれば、批判する前に口を固く閉ざすことができよう。エドガー・アラン・ポーの詩で大烏(おおがらす)が叫んだように「ネバーモア(もう二度とない)」でありたい。 |
2018年09月26日 豪潮さんの辞世の句
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身近な人を亡くすのは悲しいことであるが、豪潮さんの辞世の句を思うと心から慰められる。死とは将来必ず自分の身に起こることだが、その時は同じ心境に立ちたいと思っている。 |
2018年09月18日 第410回御能組
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この祭りでは、地元の人にあまり知られていない奉納能が段山御旅所(だにやまおたびしょ)能楽堂であった。藤崎八幡宮の神様に奉納する能であり、人間はついでにご相伴に預かるのである。加藤清正の時代から始まり、今日まで400年を超える歴史は郷土の誇りでもある。 「御能組」という呼び方からして、能役者が祭りに参加している感覚がある。その「御能組」の今年の演目は、「翁」「高砂」「田村」「舟船」「半蔀(はしとみ)」「竹生島(ちくぶじま)」と豪華多彩。はしたないがこれらが無料で見られるのである。かくいう私もすべての演目を通して見たのは初めてであり、改めて各演者の磨かれた技にいたく感動した。 |