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連休を利用して大分県臼杵市まで遠出をした。寒波による積雪が心配で阿蘇・竹田を経由する山岳ルートを回避し、九州自動車道の鳥栖ICを経由し大分道を行くルートを選択した。雪化粧の由布岳に感心しながら予定通りに臼杵に到着、国宝の臼杵石仏を見学した後大友宗麟ゆかりの城下町で一夜を過ごした。天候を気にしながら朝起きると明るい日差しにまず一安心する。しかし、ニュースでは大分道は積雪のために通行止めと言う。一気に目の前が暗くなった。 必死に情報収集を行い、分析し、いくつかの選択肢を検討した。臼杵にもう一泊し天候の回復を待つ、天候の良い宮崎まで南下し南周りルートで熊本に帰る。延岡からの山越えが可能か現地で情報収集する。しかし結果的には、延岡からの中九州道はチャーン規制があり危険と判断、その時点で宮崎・人吉間の通行止めが解除されたという情報を得たので一気に人吉まで行くこととした。 そして緊急避難的に人吉の温泉旅館に一泊、翌日は人吉から通行止めの高速道路をあきらめ、球磨川沿いの219号線を通って無事に帰還できた。三日間の走行距離は635kmを数えたが、緊張して運転していたせいか意外と疲れは覚えなかった。かくして今年の寒波のおかげでハラハラドキドキの冒険旅行となったのである。ただリスク管理としては失敗だった。
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今、国内の中小企業が後継者難に陥っている。少子化により会社を継ぐべき人がいないという理由以外に、事業継続のための資金手当、時代の変化に合わせた大きな投資などがネックになっている。相続税も面倒な課題だ。政府は相続税の緩和措置を法制化しようとしているが、一部の中小企業を助けるぐらいしかできないのではないかと心配である。 企業のトップが後継者を見下して世代交代が進まないという例も散見される。トップが実績や見識、経験、人脈を誇るならば、若手の出る幕はないであろう。そういう人は死ぬまでトップであり続けて自己満足できるかも知れないが、若手の成長の機会を奪うことは間違いない。陽明学者の安岡正篤氏の「出処進退の法」を学び実践しなければならない。 日本は第二次世界対戦で敗戦し、GHQの占領下国家的解体を経験した。その際戦争責任を追及された人は公職追放の対象となり、政治家、行政マン、企業トップが辞職に追いやられた。その穴埋めした30代から40代の青壮年が戦後日本の復興と高度成長を実現したことを忘れるべきではない。長老は心配する前にその席を次の世代に譲る勇気が必要なのである。
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日本経済新聞にリーダーの本棚というコーナーがあり、大学の同級生が7〜8冊の本を紹介していた。そのうちの一冊が庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」だったので、読み直してみた。我々は東大入試中止という事態に翻弄された学年であるが、本は当時の雰囲気をよく伝えており何だか懐かしい感じがした。 芥川賞を受賞したこの本には、主人公の薫ちゃんが中村紘子さんのような美人ピアニストと結婚したいと言う文章があるが、そのことがきっかけとなり著者が本当に中村紘子さんと結婚した逸話を思い出したりした。そして、学生時代の私は下宿近くにあった津田塾大学の文化祭に庄司薫氏の講演を聞きに行ったのだった。映画寅さんシリーズの山田洋次監督の講演も翌年かにあった。そして、どちらかが講演の最中に立ち往生したのである。 人気講師ということで、会場は満員の盛況ぶりだった。そして講演を始めたのは良いが、15分程度話すと突然に話を中断したのである。講演原稿を書いてこなかったので今から少し時間をくださいとか何とか言って、来場者が呆気にとられている中で壇上で原稿を書き始めた。中断は二度にわたった。その立役者が庄司薫氏か山田洋次監督かどうしても思い出せない。いくら推理しても、講演を中断したのはどちらか結論が出ないのである。うろ覚えの記憶は身体に良くないとはいえ、印象に深く残ったという点では講演は成功したのかも知れない。
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