2015年01月13日 初夢で安倍総理と麻雀
![]() 初夢で縁起がいいのは一富士二鷹三茄子ですが、あろうことか、今年は安倍総理と麻雀をする夢を見てしまいました。マージャン牌が得体の知れないガラクタなのは夢らしい荒唐無稽さそのものです。変な物を場に出しながら、安倍総理に当たらないように悩んでいる時に目が覚め、思わず苦笑してしまいました。
フロイトの夢診断ではありませんが、きっとアベノミクスが気になって安倍総理の夢を見たのだと思います。何しろ、地方はアベノミクスが引き起こした急激な円安によって、仕入れコストが上昇している割には、価格転嫁が進まないという状況ですから、雇用や待遇面を改善できないのが現状です。
正月のクイズ番組で、効果がじわじわと波及していくことを「トリクルダウン」と言っていたのは初耳で興味を覚えました。そのトリクルダウンの波及速度が遅いのが気になるところです。佐賀県知事選では自民党推薦の候補が落選しましたが、中央にいては、地方の被っている痛みが実感されていないということの結果なのでしょう。
さて、今日の写真は熊本県北に点在する装飾古墳の中でも、ユニークで愛らしい装飾で知られている「チブサン古墳」の内部です。世界的建築家である安藤忠雄さんが設計した「装飾古墳館」と供に、その周辺に点在する古墳群がもっと多くの人に知られてほしいと願っています。
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2014年12月30日 新年のご挨拶
![]() 明けましておめでとうございます。いよいよ新年を迎えることとなり、身も心も新たにしてスタートをしたいと切に願っています。
こういう時に思い出すのは、
年々歳々花相似たり
歳々年々人同じからず
という言葉です。季節は必ず巡ってきますが、去る人、来る人、人だけは歳を重ねながら変わっていくのですね。
年末は例年になく大掃除に時間をかけたおかげで、会社の部屋や自宅の小さい書斎を随分と整理することができました。ただ、空間に対して絶対量が多ければ如何ともし難い訳ですので、やはり先ずは捨てることから始めなければなりませんでした。物に接していると、どうしてこんな物を買ったのだろうかと反省するばかりですが、これは目が肥えて来る過程でのことですから避け難いことだったと自ら慰めています。
京都の老舗旅館に俵屋がありますが、最近出版された「俵屋相伝」を読んでみますと、季節ごとの室内の装飾の素晴らしさに息を飲みました。老舗の伝統とオーナーである佐藤年さんの感性が見事に調和しているのですが、この本を見る限り、物にはそれ本来の出番があるということが分かってきます。
本年は公私ともに「省く」をキーワードにしてみたいと思っています。
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2014年12月22日 まっさんの余市工場で飲んだ水割り
![]() NHKの朝ドラ「まっさん」の視聴率が好調を持続しているとのことで、北海道旅行中、放送開始日にたまたまニッカウィスキー余市工場を見学した一人として嬉しく思っています。余市工場のガイドさんは、ウィスキーの本場であるスコットランドに似ていると説明していましたが、その後専門書で調べてみると、余市工場の屋根の赤色が本場スコットランドの工場群の鈍色とは随分違うということも分かりました。もちろん、余市工場の方が随分と可愛らしい印象を与えています。
さて、ウィスキー工場ならではのことと言えば、余市工場にもウィスキーの試飲コーナーがあったことです。いや正確に言えば、無料で飲めるコーナーとは別に、有料で貴重な高価ウィスキーを飲めるコーナーがありました。せっかく来たのですから、私もさっそく有料試飲コーナーに行ったのですが、そこのバーテンダーに教わったのが「美味しいウィスキーの飲み方」でした。
それは、One Two Threeの原則というものです。つまり、ウィスキーを一定程度入れ、その二倍の水を入れる、さらに氷を三個入れ、マドラーで21回かき混ぜるというものです。さすれば、ウィスキーは適度に薄められ、しかも10度という適温になるというのです。なぜ21回かき混ぜるのかは判然としませんが、確かにこうして作った水割りは本当に美味しく感じられて、それ以来病みつきになっています。
時々二次会で行った店で水割りを頼むことがありますが、そうした場合の水割りは水で薄め過ぎており、ウィスキー本来の味がわからないということがよくあります。朝ドラ「まっさん」効果で、人気ブランドのウィスキーは生産が間に合わないとのことですが、ウィスキー好きの方には、一度One Two Threeを試してもらいたいと思います。
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