芭蕉林通信(ブログ)

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2021年06月28日 苦手意識

 天は二物を与えずと言うが、私の場合は欠点あるいは苦手とするものが数多くある。恥ずかしがり屋で緊張しやすい、声が高めでしかも若干音痴気味、字が下手な上にギャンブルの才能は全くない、おまけに高所恐怖症。これらはいつの間にかコンプレックスとなり、これまでの人生にさまざまな影を落として来た。

 例えば、人前で話す機会が多い割にはいつになっても緊張してうまく話せない。カラオケは大の苦手で人から歌うように強要されると進退が極まる。高い声は周りの信頼を得にくくし、下手な字では手紙を書くのも一苦労。ギャンブルの才能がないので、麻雀、パチンコ、競馬、株式投資には興味が持てない。万が一試してみると必ず酷い目に遭う。

 ひょっとして名字に「亀」という字が入っているのが災いしているのかも知れない。ウサギの跳躍力がないからである。もっとも、「コツコツが勝つコツ」とうそぶいたり、「人生は死ぬまでの暇つぶし」と考えたりする昨今では、これらコンプレックスのおかげで分相応な生き方ができて来たのかも知れない。他にも欠点があるでしょうと言う声が外部から聞こえて来る気もするが全くその通り。でも、それでも何とか生きてきたのは不思議な感じがする。身近な人の寛容とサポートのおかげだろう。

2021年06月15日 生ごみ出し

 昨今のことではあるが、ごみの分別方法が何となく分って来た。始まった当初はただただ面倒くさいルールとばかり思っていたが、資源のリサイクルや地球環境の保護のためと分れば一肌脱ぐのがまともな男ではないかと考えるようになった。と言う訳ではないのだろうが、毎週決まった生ごみ出し日には、ご近所の男衆と会うことが多くなった。私のいい加減な推定では、男女半々ぐらいの割合で生ごみ出しに励んでいる。

 どうやら男衆が参画し始めたのには理由があるようだ。我が家の場合は、ひとえに生ごみが重くて持ち運びが困難なことに尽きる。他の家でも同様の理由でご主人が現れたりするが、心配なのは奥様に先立たれたり、奥様の体調が思わしくなかったりする場合である。なかには、犬の散歩をかねて生ごみを出すご主人もいるがこれなどは微笑ましい。

 ご近所に住みながらなかなか話せない人と生ごみを出しながら挨拶を交わしたり近況を語り合うのは、怪我の功名とでも言えるのだろう。それにしても、我がふるさとのご近所でも間違いなく高齢化が進んでいるということが、この生ごみ出しの顔ぶれで分るというのもおかしな話である。ただ近い将来男衆が足腰が立たなくなったならば、生ごみはどうやって出せば良いのだろう。その前に自分自身が生ごみと間違われないようにしっかりしていなければならないのだが。

2021年06月08日 庭のゴルフ練習場

 戦後の日本において、驚天動地の事件により膨大な社会的コストを強いられたのは、オイルショック、バブルの崩壊、東日本大震災とそれに伴う原発事故、そして今回の新型コロナウィルスのパンデミックではないかと思う。それぞれの出来事が社会・経済構造を劇的に変え、個人の生活や価値観に今なお多大な影響を与え続けている。しかしそれでも、国民一人一人の生活は淀むことなく続いていくのだ。

 一人の国民としてできることが限られる中で、せめて世間にご迷惑をかけたくないと願ってすることは、新型コロナに感染しない、他人に感染させないと自粛するぐらいしかない。否応なく外出を自粛するその先は、畢竟自宅での待機になるのはやむを得ない。人間困った時には工夫が生まれる。私の場合は、家周りの修理や整備に時間を費やすこととなった。

 近時の収穫は二つ、一つは雨漏りする天窓を屋上に上がりビニールテープで修理したこと。専門業者に頼まずに素人工事でしえた事は自分なりに自信になった。もう一つは長年放置していた庭の一隅にゴルフ練習場を整備したことである。下草を苅り、猫の侵入防止用の網ネットをつなぎ合わせて、手作り感満載の練習場ができた。後は直射日光を遮るテントを張り、しばし憩えるための野外椅子を置けば完成である。もっとも厳しい作業に疲れて、肝心のゴルフ練習はする気を今はなくしている。

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