2022年04月01日 あれからもう6年
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とはいえ、身近なところで言えば地震から復興したところもそうでないものも混在しているのが現実である。たとえば熊本城の復興がしかり。愛して止まなかった阿蘇の垂玉温泉の滝の湯も壊滅したままだ。ここに掲げたのは、地震発生20日前の写真と地震発生後アクセス道路の整備を待って現地に行った時の写真である。前者には滝の真下にある滝の湯が見えるが、後者には滝の湯は跡形もない。我々熊本県人にとっては熊本地震の復興に留まらず、新型コロナ感染症という未曽有の体験を長い期間同時に強いられていると改めて感じた。 |
2022年03月24日 「ふるやのもり」と3現主義
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いつの頃からか雨が降るたびに天窓から水滴が滴り落ち、洗面器とタオルで急場をしのがざるを得なくなった。買ってきたビニールテープを屋上の天窓周辺に巻き付けてみたものの、素人仕事のせいかふるやのもりは容赦してくれない。そこで現場でその実態を見るしかないと思い、降りしきる雨の中屋上に行き、初めてお手盛りの修復作業の問題点を発見した。なんのことはない、巻き付けたビニールテープが中途半端で四つの隅から雨水が漏れ落ちていたのだ。 経営では3現主義が大切だと教わる。現場、現物、現象の三つだが、まさにふるやのもり事件は頭のみで解決策を考えた結果であり、3現主義の必要性を改めて感じた。雨が降る中現場である屋上に上がり、現物である天窓を実見し、雨漏りする現象を観察したことが良かった。このことを後輩に対しての生きた教材として使えないかと思っている自分が実にいじましい。 |
2022年03月14日 盆栽
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特に迷ったのは盆栽の購入であるが、それは過去に何度も購入しては枯らした前科があったからである。盆栽と言えば、喜劇王チャップリンが盆栽をジェスチャーした映像を見たことがある。また最近では巣籠りを強いられた結果、自宅で盆栽を楽しむ愛好者が世界中で増えており、海外からの注文により盆栽業者の経営が成り立っているらしい。 ということで、多分5回目の挑戦として安めの盆栽を購入した。自宅近くにある江戸時代の旧家は歴史的な遺産として保存され一般公開されているが、そこにあるのが謎めいた石造りの3列の棚である。しかしある時、これは盆栽を置き並べて水を遣り、剪定など手入れをした棚ではないかと思いついた。我が家の一鉢は郵便ポストの上に置き毎朝スプレーで水遣りをしているが、真夏を乗り切れるかどうかは決して予断を許さない。 |