2019年11月19日 95歳の講師
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講演の内容はいつもながら示唆に富んでいる。 「父母を大切にするのは感謝の心を知っているから」 「最高の到達点は他人を喜ばせること」 「教養とは相手の立場を考えて言動すること」 「粋な生き方とは、①あかぬけしている(反対は野暮)②ハリがある③色気がある(思いやり)」 などの話は、グサッと私の胸に突き刺さった。 これまでの人生で受けた講演は数知れない。そして今でも印象に残っている講演は数多い。帝国ホテルの村上料理長、女優如月小春さん、神戸大学の加護野教授、陸上の中村清監督、九州学院の米田剣道部監督、ウィンドサーフィンの今井さん。こうした人達の話は今でもよく私の話の中で引用させていただいている。願わくばS先生には100歳になった時に特別講演をしてもらいたい。 |
2019年11月05日 ありがたき家事
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そうしたある日、NHKの「ファミリー・ヒストリー」でマラソン選手だった瀬古さんが出演しており、番組の中で恩師の中村清監督が紹介されていた。今は亡き中村監督にはかつて弊社まで来ていただき、ど迫力の講演をしていだいたことがある。その講演では早稲田大学の陸上部を立て直したことや瀬古選手を育成した話があった。その話の中に家事に関することがあった。 瀬古選手が世界選手権で大活躍している時に、中村監督は瀬古選手に対して「おまえは世界のどこに行ってもチヤホヤされ、女性からもモテルだろう。しかし勘違いしてはいけない。今日のおまえがあるのは、選手寮で毎日食事を作ったり、汚れたパンツを洗ってくれるオバさんがいたからこそなんだから。」それ以来私は、日々家事に勤しんでいる人には頭が上がらない。それにしてもNHKでは瀬古さんはそのことには触れなかったなあ。 |
2019年10月29日 書斎はオアシス
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書斎の抱える問題は物が自然に増えて収拾がつかなくなることである。最近はネット購入のし易さから好奇心に任せて購入した物が狭いスペースを侵略してくる。自然の森においては、木々が成長するために日照を得ようと少しの隙間を奪い合うのに似ている。 そうした混乱状況を一変させるには家に客を呼べば良い。客に書斎を見せるということは自分の内面を見せるに等しく、少しは化粧を施す必要があるからである。他人に見せるには恥ずかしい物もあるので、それらを省きながら物をあるべき所に配置し終えたならば片付けは完成する。もっとも書斎の新しい敵は、綺麗に片付けたスペースを狙って物を置きたがる家人である点が悩ましい。 |