2016年08月16日 復元模型
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先般、市内某所で模型作家の展覧会を偶然見たが、その時に思いついたのが版画の立体模型化である。7年前に山鹿灯籠の制作者にくだんの版画を持参し模型化を依頼したが、今日まで具体化しないままで来た。そこで今度こそ千載一遇のチャンスとばかりに模型製作を依頼したのである。模型作家とは大学教授の奥様だが、これまで東京駅など大作をものにしている人で、設計図を詳細に分析した上で製作するというのだから念が入っている。 ところが弊社の場合は設計図などあろうはずもなく、頼りは一枚の銅版画のみである。従って、必然的に想像復元となるのだが、内部の梁の具合だの構造計算上の問題など解決すべき点が数多い。そこで市内に残っている当時の建造物を探しては持ち主に頼んで内部を見せてもらうなど手間のかかる仕事と相成った。 しかし苦労の甲斐があり、約4ヶ月の作業期間を経てようやく完成し納品されたのである。これを私がスケッチしたものの到底細部にまでこだわった作品の良さを紹介することはできない。今は、先祖の座ったであろう帳場などを眺めては創業者の苦労を偲んでいる。 |
2016年08月09日 幼児の天才
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幼い子供の絵を見るのも好きである。無邪気でさしたる技術もないままに、はっと驚く絵を描くことがあるからである。天才的なひらめきを感じることもある(少し大げさだが)。ここに掲載した絵は5才の子供の絵だが、テレビのニュース番組を見た後、北朝鮮の兵士が行進している絵を描いたと言ったのには驚いた。単純な線が躍動している兵士の姿をきちんと捉えている。人間の才能は間違いなく、この幼児時代に飛躍を遂げると言ったのは数学者の岡潔さんだ。ということで、一瞬の天才のひらめきが垣間見える幼児の作品を手元に残しては、仕事の合間にしばしば見惚れているのである。
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2016年08月01日 人生は80才から。
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ところでつい最近日本人の平均寿命が発表されたが、男性はまさにほぼ80歳である。80歳を人生の到達点とするのではなく、人生のスタート地点とする着眼点は実に素晴らしい。そういえば一昨年の傘寿の会では、80歳参加者を代表して、ある医師が「皆さん、傘寿の次は米寿、その次は白寿、その次は大還暦です。大還暦とは還暦の2倍、つまり120歳。大還暦までは後40年間もありますから、大いに人生を楽しみましょう。」と挨拶されたのには度肝を抜かれた。 人生は山あり谷ありとはよく言う台詞だが、逆境を乗り切る一つの手段がプラス発想である。ポジティブ思考といってもよく、経営者はネアカでなければならない。年齢にしてもポジティブ思考で捉えるのが良いのであろう。 それにしてもお年寄りは元気、若者はおとなしいというのは困ったものである。そして、肝心の1936年産のワインは甘く美味しく熟成した味がした。味覚の思い出が一つできた。 |