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今年の秋は日頃の念願がいろいろと叶った良い年でした。
まずは、京都で桂離宮を見学、さらには松下幸之助氏のPHPの拠点となった真々庵を訪問。東京では、上野の東京国立博物館で正倉院御物の数々を鑑賞できました。
率直な感想は、日本文化は素晴らしいということです。
実は、その間台湾に行く機会にも恵まれ台北の故旧博物館を見学できました。山鹿であった板東玉三郎さんの公演、藤娘の鑑賞をもあわせ、まさに芸術の秋を堪能できたのです。
見学できた中でも、桂離宮は特別な存在です。熊本の細川家の始祖である細川幽斎公が古今伝授した相手こそが、桂離宮を造営した智仁(としひと)親王その人だったからです。
その桂離宮は紅葉がまっさかりで、雨にそぶる庭には落ち葉が散り敷き、それは美しいたたずまいでした。
来年は、細川幽斎公没後400年ということで、水前寺公園に移築されている古今伝授の間が修復されます。それをきっかけに、熊本あげて400年祭を開催しようという機運が盛り上がっています。400年の時空を越えた出会いを楽しみにしている昨今です。
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