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突然歴史あるAクラブから閉店案内が届いた。年に1〜2回ほど行くクラブだが、閉店の原因が気になった。巷の噂だが、昨年熊本地震が発生し復興需要が急拡大。人手不足が他県よりも深刻と言われる中で、夜のホステス時給が急上昇したらしい。同時にバーやクラブのホステス募集も難しくなったと言う。 果たしてAクラブはホステス不足に陥ったのが閉店原因なのだろうか。私には気になっていることがある。熊本地震の約1年後、たまたまAクラブに寄ったら、私がキープしていたボトルが割れたと言う。割れたという連絡がなかったではないかとやんわり抗議したが、新たにキープするか、店のボトルで飲んでくれと言う。そりゃないだろうと思いながら、店のボトルで飲んだら高額の支払を要求された。 その後は当然にAクラブから足が遠のいた。客に対する対応に納得がいかなかったからである。そうした時に届いた閉店案内。ひょっとしたら私以外にもお客様の不興を買ったのではないかと邪推した。他に閉店の真の理由があるとは思うのだが、老舗がまた一つなくなるのは地元にとっては残念なことだ。ただ商売をする以上は、この出来事を他山の石としてはならないと思った。
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NHKの朝ドラ「マッサン」の放映初日に北海道余市のニッカ・ウイスキー工場に行ったのは僥倖だった。赤レンガの門をくぐれば、そこはマッサン、つまり竹鶴政孝氏の夢の世界が広がっていた。工場は朝ドラの放映開始もありどこか華やいだ雰囲気で、見学者は熱心にガイドの説明に耳を傾けていた。 ウイスキーの故郷・スコットランドの気候風土に似ているとはいえ、北の大地を切り開き工場を作るというマッサンの開拓者精神には脱帽するしかなかった。北海道の長い厳しい冬が終わり、4月を迎えた工場は春の到来にウキウキした気分に包まれていた。 観光施設ではウイスキーの試飲や販売が行われていたし、カウンタバーでは有料で高級酒を注文することができた。私はせっかく来た記念にと一杯2千円の水割りを注文した。そのバーテンダーが水割りの作り方を教えてくれた。それは「ワン・ツー・スリー」というもの。ワンはウイスキー、ツーは水をその2倍、スリーは氷を3個、そしてマドラーで21回かき混ぜる。すると水割りは適温の10度になると言うのである。今では、家にいても外に出てもこの秘伝の水割りを堪能している。そして、その度に余市の春を思い出すのである。
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熊本地震から1年以上経った。忘れた頃になって、地震で壊れたキューピー人形が帰って来た。人形は陶製であり、地震の時に上から落ちて来た数冊の本に当たり、木っ端微塵に壊れた。愛着ある人形なので、すぐに破片を集めて接着剤で修復を試みた。ところが、丸みを帯びた体型であり、見つからない破片もあったりして途中で修復を諦めたのだった。 しばらくして、専門家に任せれば何とかなるのでないかと気がついた。そこで私の拙い修復痕を残したまま、ある人を介して専門家に修復をお願いした。拙い修復、見つからない破片などからして、一体どこまで修復されるか不安が残った。 そして1年ぶりにキューピー人形と再会したのだが、完璧な修復ぶりには驚嘆した。見つからなかった部分を含めて、壊れる前の姿に完全に戻っているのである。喜んだのは当然だとしても、修復した痕が分からないほどの技術に空恐ろしくなった。ともあれ、元の姿に戻ったキューピー人形は二度と本が落ちて壊れないように今では大事に保管している。
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