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今年の桜は遅かった。しかし、私が小学校の入学する時は満開の桜の下をくぐって登校した記憶があるので、最近の桜の方が地球温暖化の影響で早咲きになっているのかもしれない。その桜もいよいよ花びらの落とし始めたが、それと同時に山には新緑があふれ、野には様々な花が咲き乱れるようになった。今日は車窓からではあったが地震の被害の大きかった益城の空き地に、ポピーの美しい一群を見つけて嬉しかった。 毎年人間ドックに入ることにしている。今月のドックでは認知症のテストを受けた。魚か花か木かどれか一つを選び、1分間でできるだけ多くの名前をあげよというテストである。私は花を選び、身近の花を思い出しながらこの難題を乗り越えようと思った。 梅、桜から始めて、家の庭やその周辺にある花を思い出しながら名前を10種類程度あげていく。その後、突然頭の中が真っ白になった。自分で自分の沈黙に緊張する。保健師も心配そうに私を見つめている。なんとか他の花を絞り出した時には、残り時間は僅かだった。私は認知症に分類されるのかと不安に襲われた。本当に認知症のテストはいやだ。
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本棚を整理した時に出てきた、相聞句歌40章とうたった「刹那の恋、永遠の愛」を読むことにした。読んでみると意外に面白かったので、同じ作家(正津勉)の本「詩人の愛」をネットで購入した。二冊の本には私がよく知っている人、知らない人が約90人紹介されている。 詩人で評論家の大岡信さんが死去したというニュースも私の読書に拍車をかけた。しかし、二冊の本を読了して感じたのは索漠としたものだった。つまり早死にの人が多いのである。今日に名詩や名歌を残している人たちが意外に早逝だったのに驚かされた。 例えば、享年が若い順に樋口一葉24歳、金子みすゞ26歳、石川啄木27歳、八木重吉29歳、中原中也30歳、芥川龍之介35歳、宮沢賢治37歳、若山牧水43歳などである。若くして亡くなるということはそれぞれに痛ましいドラマがある。詩歌を作ってすぐにお金にはならない訳だから、彼らの生活は厳しかった。病魔にも襲われた。絶望もした。詩人・歌人は薄命だとつくづく思った。
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最近多趣味を自負していたが、その実態があまりにもお粗末なことに自ら嘆いている。一つは句会150回開催を記念して仲間で自費出版した句集についてである。7人の句友が、近年の50回分から30句を自選して句集に編んだのだが、その中では明らかに私が一番下手なのである。 二つ目は先月から始めようとした「書道」である。娘とその子ら計5人で始めたが、私は縦線、横線ですらうまく書けない。無理をして上級者用の筆を使ったのがまずかったのかも知れない。それにしても私の横で、伸び伸びとケレンミなく字を書く孫娘が少し憎らしく思ったのは、相当精神的に追い込まれていた証拠と言える。結果、私は基本的な字を学ぶことは諦めることにした。つまり惨めだが自己流を追求することに決したのである。 最後に活動歴48年を数える割に下手なテニスである。4月には宮崎から10名を越える仲間が熊本に来て、二日に亘るテニスの交流会が催された。初日のレギュラー戦に出場して、5−5の30オールの局面から相手に連続2ポイント取られて重要な試合に負けたのがまずかった。その後の練習試合は出れば負けるという有様で、すべてが終わった時点では相当に自信を失くしてしいた。これからは趣味の多さを誇るのはよそうと思っている。
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