2014年06月26日 武雄市図書館はすごい。
![]() 先日久しぶりに佐賀に行く用事がありましたので、足を伸ばして今話題の武雄市図書館に行ってきました。鳥栖から乗り換えて降りたのは、武雄温泉駅です。改札口の前にある観光案内所で地図をもらい、行き方を聞きました。駅からは歩いて20分ほどでしたが、歩いて行くに連れ、駅前の町並みはまばらになり、図書館近くはまさに郊外の雰囲気です。 しかし、雨の中を苦労して歩き着いた図書館は、背後に緑深い山を抱いた大変モダンな建物です。期待を膨らませて中に入ると、入り口から二階まで一望できるオープンスペースには、本、また本の洪水です。武雄市が運営をTSUTAYAに任せていると聞きましたが、TSUTAYAのフラッグシップである代官山のTSUTAYAとはまた一味違うスペースです。 一見して思い浮かべたのは、大阪にある司馬遼太郎記念館の様子です。安藤忠雄さんが設計したこの記念館も、広く高い壁一面が本で覆い尽くされていたはずです。武雄市図書館は本好きにはたまらない空間であり、スターバックスのオープンカフェや読書コーナーなどいろいろとあり、全てに感心しました。 この図書館は一年間で百万人が利用するそうですが、それは現地で乗ったタクシーの運転手さんが週二回は図書館に行って時間をつぶすという話でも納得できました。その運転手さんが言うには、現市長がアイデア豊富で前例のないことに果敢に挑戦していること、そのために一度リコールに会うものの再度当選して、一層自信を深め市政運営をしていることなど面白い話を聞くことができました。 ![]() 私は、犬も歩けば棒に当たるという諺が好きなのですが、今回も佐賀県に行ったおかげで、いろいろな刺激を受けることができました。 |
2014年06月16日 サウナの会話
![]() 「誰々さん、弱気の球ばかり打っていたら、癖になって二度と強い球が打てなくなるよ。」 その時はっとしたのは、まさに私自身のテニスにも当てはまると思ったからです。というのは私の場合、強い球や深い球が来ると、返すだけの球になったり、ロブで逃げたりして相手にチャンスボールを提供していたのです。テニスをする息子からも、ラケットをもっと振りきった方がいいと言われていたという事情もありました。 テニスの場合は体力や気力、戦術などから瞬時にどういう球を打つか決断する訳ですが、基本が弱気ならば戦略も戦術もあったものではない、ということなのでしょう。さらに言えば、日頃の練習で強いショットを身体に覚えさせておく必要があるということです。 こうした心の持ちようは仕事にも通じるようですから、何やら、サウナでちょっといい話を拾った気がしました。 サウナと言えば、昔東京のホテルのサウナで石田純一さんと一緒になったことがあります。その時も、彼は裸足でした。 |
2014年06月09日 ヒントをいっぱいもらって来てね。
![]() 確かに、男児家を一歩出れば戦場と思え、などと勇ましいことを昔父から言われたことがありました。常在戦場という訳ですが、一方で家の外はヒントや啓示が数多く潜んでいる場所でもあります。そのことを幼子から毎朝気づかされているという訳です。 それにしてもヒントを得るには、ヒントを得ようという積極的な心持ちがあるか、あるいは純粋な感性を持ってでもいない限りは難しいようです。ヒントは誰にでも手に入るものではなさそうです。 企業にしても、ある時自ら大企業病にかかるかも知れません。この病は、前例を尊ぶために変化を拒み、優柔不断で行動スピードが遅いという特徴がありますが、何よりも厄介なことは病にかかっているという自覚症状がない、ということです。 そうした状況を避けるためには、社外の人と付き合ったり、非日常の行動を起こしたりして、孫娘が言っているように、ヒントをいっぱい収集する必要がありそうです。 |