芭蕉林通信(ブログ)

HOME > 芭蕉林通信(ブログ)

523件〜525件 (全 745件)   <前の3件     ・・・   171 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176 | 177 | 178 | 179  ・・・   >次の3件

2014年04月14日 ジョーダン・グッズ

 毎年、アメリカを定点観測していた頃に関心を持ったのは、アメリカで独自に発達した新しい形の流通業態でした。例えば、会員制のコストコ、家廻りの物ならば何でも揃うホーム・デポ、品揃えをほぼ自社PB製品で占めるトレーダー・ジョー、店舗の90%は総菜で占めるイーティーズなどです。それらの中でも、自然食品を扱うフォールフーズには個人的に共感を覚え、熊本の地で自然食品の実験店を「ナチュラル・ハッツ」という名で出したくらいです。

 そうした日々の中で、シカゴで3年連続して偶然あるいは奇跡的に見る事ができたのが、アメリカプロバスケットボールリーグ(NBA)のシカゴブルズの試合でした。当時は、スーパースターのマイケル・ジョーダンが大活躍しており、いつしか彼の言動に心惹かれ、身近で見つける事のできるジョーダンに関するグッズを集めるようになったのです。
Tシャツやシカゴのマイケル・ジョーダンレストランのメニュー表、サイン入りポスターなどが主なものですが、特に大事にしているのが彼がダンクシュートをしているフィギアとサイン入りの本です。フィギアは4人の専門家がパーツを分担して作ったというだけあって精巧にできています。また、本は日本でも「挑戦せずにあきらめることはできない」というタイトルで翻訳出版されています。この本はある方から、私がジョーダンファンと知って譲ってもらったもので、その方からの丁寧なお手紙と共に大事に保管をしているという訳です。

 実は2001年9月11日にアメリカを襲った同時多発テロ以来、あれほど楽しみにしていたアメリカへの視察は中止したままです。今のアメリカでは、どういった新しい流通業態が出てきているのか、また新しいヒーローが誰なのか行って確かめたいと思っているところです。

2014年04月10日 引札というもの

 昨日一泊二日の人間ドックに入った際に、夜は暇なので持参したiPadで古書を扱う書店サイトを見ていました。そこで偶然に発見したのが、引札というものです。そして、これが2月24日にこのブログで書いた「旧家からの掘り出し物」に一致することが分かったのです。
ネット上のコトバンクにある「引札」を要約しまと、「一枚刷りの広告。今日の<ちらし広告>に相当する。引札の始まったのは元禄(1688~1704)近くになってからのこと。江戸時代から明治初期にかけての広告といえば店舗に取り付ける看板、のれんか物売りの口上のようなものを除いては、配る広告としての引札、はる広告としての<びら>があった。」とあります。

 また一つ、日本の商業の歴史が学べて良かったと嬉しくなった次第です。私の先祖もちゃんと販売促進活動をしていたのです。

2014年04月01日 入社式に想う

 今日は嬉しい会社の入社式でした。入社式に出席して良いことは、いつも自分自身の入社した頃を思い出すことです。私は入社、結婚、子供の誕生が社会人生活の前半を飾る三点セットだと思っていますが、最近は、未婚の人、子供を生まない人が多いのには驚きます。
脱線しましたが、私が社会人生活をスタートさせたのは最初の配属先である広島でした。大学から解放され、初めての給与をもらい、物珍しさも働いて、夜な夜な流川や薬研掘を歩き回ったものです。当時の景気は良く、東洋工業のロータリーエンジンの人気が高いこともあり、マツダの城下町と言われた広島の飲屋街ではタクシーの空車を拾うのは至難の技でした。よく平和公園の近くまで歩いては飲屋街に行く途中のタクシーを拾ったものです。

 ところがその年の10月に生じたオイルショックは広島の街を一変させ、宇品の埠頭には売れなくなったロータリーエンジンの車が風雨にさらさせたままになったのです。飲屋街はタクシーの空車で溢れかえり、社会の変化の凄まじさを肌で感じました。今思うに、この時の経験は、世の中の有為転変を社会人になって早々に教えてくれたものと感謝すら覚えています。
今年になって巣立って行く若者にとっては、消費税増税の年として記憶されるばかりでなく、もっと想定外の出来事が待っている可能性があります。若者には、それらを良い経験として未来の糧にしてもらいたいものです。

523件〜525件 (全 745件)   <前の3件     ・・・   171 | 172 | 173 | 174 | 175 | 176 | 177 | 178 | 179  ・・・   >次の3件