2012年12月30日 新年のご挨拶
![]() 勇ましい辰年が終わり、新年はニョロニョロの蛇年。 新年は、一体どんな年になるのでしょうか?蛇といえば思い出すのが、台湾の道教寺院に詣った時のことです。 その寺には、占い師が大勢いて、その一人に筮竹で占ってもらいました。 その結果は、「恐れを抱いていれば、暗闇で枯れ枝を踏んでも、蛇を踏んだかのように感じてしまう」というものでした。 つまり、自信を持って事に当たりなさい、という教えだと解釈し、しばらくは中国語で書かれたお札を保管していたぐらいです。 いずれにしても、蛇は恐れられる存在なのです。 とはいえペットショップでは、蛇は音を立てない、場所も取らないという理由で飼いやすいとのことで、若い女性が買っていくと聞いたことがあります。今でも本当かなと思うのですが、確かにペットショップには多くの種類の蛇が売ってあり、私には気持ち悪くて仕方ありません。 昔、楳図かずおさんのマンガに「へび少女」があり、いつもこわごわ読んだことを思い出しました。 新年は、縁起の良い白い蛇に出てもらい、日本経済が再生して欲しいものです。 |
2012年12月21日 くまもん旋風に思う
![]() この一年のご愛顧に、改めて厚く御礼申し上げます。 思えば疾風怒濤の時代に入った気がしています。日本の国内外で大きな変化が生じてきています。 国外では、領土問題や北朝鮮拉致・ミサイル問題と、極東アジアは波高しといったところです。また、中国、韓国、北朝鮮各国は見事にトップが変わりました。ロシアはプーチン氏の再登場です。 さて、日本も今月中に総理大臣が野田さんから安倍さんに交代。多くの日本国民同様に、新総理の景気回復への手腕に大いに期待したいと思います。さてローカルな話では、熊本県の宣伝部長である「くまもん」のこの一年の活躍振りは見事の一語でした。 かつて、細川知事時代に、熊本という地名自体が尚武の匂い、堅いイメージがあるので、県名を白川県に変えるべきだと議論したり、あるいは熊のかわいいイラストを作ろうと努力したりしたことを思い出しました。 暗いニュースが多い中で、熊本県人にとって「くまもん」の人気ぶりは、降って湧いたようなヒーローの登場になったのですから、世の中は分からないものです。 昨日は、お取引先の女性社長が手作りの「くまもん時計」を持参してくれたのには感激しました。熊は熊でも、ヒグマとなると怖い存在ですが、くまもんやパンダのかわいらしさ・剽軽さで、熊本のイメージが一層良くなることを来るべき新年にも期待したいと思っています。 |
2012年12月10日 勘違い二話
![]() 熊本出身のものまねタレントのコロッケさんは、お祖母さんから「アオイクマ」と教えられたそうです。 ア あせるな オ おこるな イ いばるな ク くさるな マ まけるな 今日は、あせると勘違いするという二つの話です。一つめは歯医者さんでのことです。 最近は、麻酔を使うよりも軽く、かつ効果をあげるためということで、レーザーとか針とかを使われることがあります。先日のこと、右上の虫歯治療をすることになり、麻酔と同時に左手の親指の付け根に針を打たれました。チクッとするし、慣れてもいないので、針を打たれる時は緊張しました。 ところが、針が終わり、いざ口を開けると、先生が右と左を間違えていたことが判明。再び、右の親指に針を打たれる羽目に陥りました。先生しっかりしてくださいよ、と心の中で叫びましたが、先生は一言「両手の方が効きますから」。 二つめは、85才になった母の勘違いです。 最近は毎週一緒に食事をするよう努めていますが、先週には「鳥がいつも同じ所に止まっているよ」と言いだしました。母が指し示す方向に目をやると、そこには折りたたみの椅子が放置されているだけです。母にそのことを教えると、母は「私の全財産をかけてもいいから、鳥に間違いはない」との返答です。 親孝行に反するとは思いながら、母の全財産に目がくらみ、望遠鏡を持ってきて確認しました。望遠鏡を覘いていた母は、「あれ、鳥がいない」。 あっけなく勝負は終わりましたが、掛けた財産の請求権は放棄したものの、母の思いこみを修正してあげられた点は良かったな、と思いました。 いや実は、母の鳥への思いを現実に引き戻して悪かったかな、と複雑な心境であることを白状します。 |