2012年05月09日 金子みすず記念館は嬉しい旅のハプニング
![]() 長門湯本温泉に早く着きましたので、その先にある仙崎に足を伸ばして偶然に見つけたのが、金子みすず記念館でした。金子みすず記念館の隣は、本人の生家である本屋さんが昔の姿ままで残されています。そして、記念館に行く通りのあちこちには、金子みすずの詩画が掲示されており、街の人たちの金子みすずへの思慕といったものが感じられました。 記念館の中には、生涯500編とも言われる詩の中でも、代表的なものが展示されています。東日本大震災の直後に民間コマーシャルが自粛された際に、政府公報であるACJapanが放映した「こだま」、さらには「大漁」、「私と小鳥と鈴と」などが目を引きました。 そして大変驚いたのは本人が26才で死んでいたということ、しかも不幸な結婚が原因の自死であったということでした。 あの美しくも清らかな詩や童謡を紡ぎ出した、乙女を襲った人生の不幸に、心を痛めざるを得ませんでした。 そして、これから心して、みすずさんの詩を読んでいこうと思いました。 |
2012年04月16日 遅き春
![]() これまで阿蘇に行ったのは数百回を数えると思いますが、今年は生まれて初めて野生の猿の親子に出会いました。 今年は4月に入ってから春の嵐が日本列島を襲いましたが、幸いにも熊本の桜は満開を迎えたばかり、見事に春の嵐を切り抜け、例年になく遅くまで花を散らせずにいました。 |
2012年03月07日 新入社員のなぞなぞ
![]() さて先日、当社の若手社員との懇親会に出席した時に、新入社員の一人から、なぞなぞが出され、大いに笑い転げる結果となりました。彼女が言うには、卒業前のフランス旅行に行った際、パリのルーブル美術館を見学した。気に入ったのは、モナリザであったとの話です。 そこで、私が他にどんなものが良かったかと質問した時の返事が、以下のなぞなぞです。 「首がなく、手がない彫刻で、船に乗っていた。」 少し考えて、はっと思いついたは、それはひょっとして「サモトラケのニケ」のことではないか、ということです。もちろん、この名作には、首はありますが頭は欠けています。なるほど手はありませんが、素晴らしくきれいな羽があります。ヒントになったのは、船に乗っているという一言でした。 なんとも珍妙な説明を受けて、我ながらよく想像できたと自画自賛したのですが、それにしても、うろ覚えというのは人にはよくあることだと、そのことにも感心したものです。 日頃から他人に何かを伝える時に、私自身うろ覚えのままで話をしているのではないかと少し怖くなった体験でした。 |