2012年04月16日 遅き春
![]() これまで阿蘇に行ったのは数百回を数えると思いますが、今年は生まれて初めて野生の猿の親子に出会いました。 今年は4月に入ってから春の嵐が日本列島を襲いましたが、幸いにも熊本の桜は満開を迎えたばかり、見事に春の嵐を切り抜け、例年になく遅くまで花を散らせずにいました。 |
2012年03月07日 新入社員のなぞなぞ
![]() さて先日、当社の若手社員との懇親会に出席した時に、新入社員の一人から、なぞなぞが出され、大いに笑い転げる結果となりました。彼女が言うには、卒業前のフランス旅行に行った際、パリのルーブル美術館を見学した。気に入ったのは、モナリザであったとの話です。 そこで、私が他にどんなものが良かったかと質問した時の返事が、以下のなぞなぞです。 「首がなく、手がない彫刻で、船に乗っていた。」 少し考えて、はっと思いついたは、それはひょっとして「サモトラケのニケ」のことではないか、ということです。もちろん、この名作には、首はありますが頭は欠けています。なるほど手はありませんが、素晴らしくきれいな羽があります。ヒントになったのは、船に乗っているという一言でした。 なんとも珍妙な説明を受けて、我ながらよく想像できたと自画自賛したのですが、それにしても、うろ覚えというのは人にはよくあることだと、そのことにも感心したものです。 日頃から他人に何かを伝える時に、私自身うろ覚えのままで話をしているのではないかと少し怖くなった体験でした。 |
2012年03月03日 ワンちゃんのフロント
![]() 岐阜県郡上八幡のホテルにチェックインした時のことです。 しました。 郡上八幡は、2月始めということもあり、雪に閉ざされた情緒ある街並が残る静かな街でした。歴史と水路に恵まれ、歴史的建造物がかつての街の賑わいを教えてくれています。 お土産に、肉桂を買って帰りました。肉桂があのニッケ玉だとは知らずに、懐かしい味に感激したものです。 というのは、ニッケの思い出が今なお残っている事件があります。 それは小学5年生の時、友人の一人がニッケの木を学校に持ってきて、仲間でその香りの不思議さに感激したということがありました。 ところが、その頃の担任の先生は、赴任したばかりの若い熱血漢。ニッケを発見するや烈火の如くに怒り狂い、持ってきた友人はもちろん、匂ったりなめたりしていた私たち全員が、ビンタビンタの犠牲者になったのです。 おもえば、当時は体罰は当たり前でした。確かに、先生の虫の居所が悪い時は、生徒の我々は触らぬ神に祟りなしとばかりに、先生の顔色を盗むいじらしさがありました。そして、ビンタの痛さと共に、しばらく頬に残るビンタの赤い跡を恥ずかしく思う気持ちがありました。 痛さと恥ずかしさ、不思議と何十年経っても忘れないものです。 |