芭蕉林通信(ブログ)

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2012年10月16日 句会100回

苦海浄土のクカイではなく、まじめな句会に参加し始め通算100回を数える事ができました。毎月の開催ですから、延べ8年かけた快挙です。
きっかけは、俳句好きの同級生の一言「気軽に俳句作らん?」でした。うかつだったのは、気軽に俳句など作れる訳などないとは知らなかったことです。

とはいえ、根っからのワサモン気質(熊本弁で新しいもの好きの意味です)、句会を始めるならば私が句会の命名したいと主張したのでした。
当時、新進気鋭の美人俳人黛まどかさんが東京で主宰する句会に「東京ヘップバーン」がありました。それに対抗する意気込みで付けた名前が「熊本ディーン」です。もちろん、ジェームス・ディーンの名前を借りたものです。

伝統にとらわれない斬新な俳句作りを目指したものの、しょせん基本がない以上は伝統と革新の区別がつかないまま、100回を迎えたのには忸怩たるものがあります。しかし、年齢や職業もまちまち、日常では会うことがないような人達と俳句を通じて、自作を披露しあうのは得難い経験であったことは間違いありません。

自宅近くにも、季節を味わうことのできるものがいっぱいあることを気づかせてくれたのは俳句のお陰と思っています。

2012年10月02日 熊本トルコ協会でトルコを視察

9月半ばにトルコを視察してきました。
感想を一言で申せば、国中が歴史遺産の宝庫だと言うことです。古王国の時代から今日まで、トルコの位置する小アジアは、文明の興隆する場所であっただけでなく、多くの文明や王国が複雑に混在してきた場所だったのです。

今回も良い観光ガイドがつきましたので、勉強するには良い機会と思い、旅行期間中はひたすらメモをとりまくりました。ガイドの話は信憑性について疑問なしとは言えませんが、流暢な日本語と親日的な態度は好感がもてました。本人は、ハリウッド俳優のブルース・ウィルス似で、ひたすらイスラム教のすばらしさを訴えていたのが印象に残りました。
視察内容は、別途「トルコ視察記」としてまとめ中ではありますが、今日はトルコ観光の目玉の一つ、カッパドキアの写真をお届けします。

自然の浸食作用により、他に類例のないような奇岩の群れを見ることができるのがカッパドキアです。イスラム教徒ムスリムに追われたキリスト教徒達が逃れて住み着き、奇岩に穴をうがちフレスコ画を描いた教会が随所に残って感動的です。もちろん世界遺産に登録されていますが、確かに写真の如きは、妖精の煙突と別名が付いているほどかわいらしく、魅力に富んでいます。

ガイドの説明によれば、日本の企業が洞窟ホテルを買収したり、観光客に人気のある気球を運営しているそうです。私は高所恐怖症ですので、気球に乗るなどとんでもないことですが、朝ホテルの窓から偶然見た気球の優雅さには心を奪われました。もっとも、絶対に気球には乗れませんが・・・

2012年09月13日 人吉の水上村で農家民泊しました。

今年の夏は東京から孫二人が帰省していましたので、自然に触れあうことができる人吉の水上村にでかけました。川遊び、やまめ釣り、そーめん流し、バーベキュー、森林浴、ピザ造り、ブルーベリー狩りなど田舎暮らしを堪能できました。

二泊する間、数年ぶりに開催されたという村祭りにも飛び入り参加できたのは、予想外の体験でした。多くの村人と話す機会もあり、当地に残る面白い結婚式の風習を聞くことができました。
大変に興味深いものですので、複数の人から採取した内容を思い出して書いてみます。
水上村の結婚披露宴では、女性のグループがそれぞれ道具を持って入場し、新婚夫婦を盛り立てるそうです。歌う唄は、

みーしゃん みーしゃん
一生ますます
安堵して
持ち上げ持ち上げ
せいろせろ

道具というのは、蓑(みの)、一升升(いっしょうます)、行灯(あんどん)、餅(もち)、蒸籠(せいろ)ですが、それぞれが唄の言葉と語呂合わせになっているという訳です。

また、村の地蔵さんを一体、披露宴会場に安置させ、新婚夫婦は結婚式後、村人に尋ねながら、地蔵さんを元あった場所に返さなければならないそうです。
きっと、村人に配偶者を紹介するという目的が含まれているのかも知れません。一日民俗学者になったようで、一夏の楽しい経験でした。

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