芭蕉林通信(ブログ)

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2011年04月08日 早春の山寺で

朝、ふと自転車に跨って自宅周辺の冒険に出かけました。近くでは、緑色の花びらで有名な千原桜がもう満開です。

何となく、未知への挑戦をしたくなり、坂を上り丘を越えて行き着いたのは、山に深く抱かれた山寺でした。ご住職に挨拶したものの、朝から鶏の世話で気もそぞろの趣です。朝早い不意の客に驚かれたのかも知れません。

広くはない境内の大半を占めて、ソメイヨシノの一木が満開です。この見事な花を見る人はきっと数えるぐらいに少ないのだろう、もったいないななどと山寺の一隅で思いました。しかし、元気に飛び回るのは100匹にいる鶏たちです。ケージに入れられて飼われている鶏たちとは迫力が違います。

早春の山寺は、訪れる人もなく、ただ鶏たちの鳴き声だけがあたりに響き渡っていました。

2011年03月24日 島原大変・肥後迷惑

今回の東北及び関東を襲った大地震と津波については、あまりの被害の大きさに言葉を失いました。遠い九州におりますと、必ずしも実感が伴わないのですが、今はただ一刻も早い復興を祈りつつ、私たちでできることを素早くしようと決意しています。

今から20年ほど前の何かの会合でのこと、熊本地名研究会のメンバーが対岸にある島原の雲仙普賢岳について報告されました。それは「島原大変・肥後迷惑」という言葉が生まれた大惨事の話でした。

1792年新暦5月21日に、普賢岳周辺で活発な火山性地震が頻発した後、突然に城下町の背後にあった眉山が崩壊、有明海に大量の土砂が落ちたことにより、大津波が肥後領始め沿岸の村々を襲いました。その時の死者は約1万5千人。地名研究会のメンバーは、その惨事からほぼ200年が経った今、歴史を風化させないために改めて調査記録を残したいとの話をされたのでした。

そして驚いたのは、その会合に出席してから長い時を置かずに1990年11月に普賢岳は再度噴火し、同年6月には火砕流により尊い44名の命が奪われたのです。

寺田寅彦氏に「天災は忘れたころにやってくる」という言葉があったと記憶していますが、1990年の普賢岳の惨事からわずか20年で東北・関東を襲った大地震と津波は、改めて日本という国土が地震の弧に属していることを思い起こさせました。

食品流通の仕事に携わっていることもあり、こういう時にこそ食品の供給責任をしっかりと果たし、復興の支援に少しでも役立ちたいと思っています。近々、義援金もまとめてお渡ししたいと考えています。

がんばれ、日本!!

2011年03月09日 早春の挑戦―スマートフォン

 話題のものに挑戦するのは、熊本弁で言うワサモンの特徴です。ワサモンとは新しいモノ好き、という意味ですが、成功と失敗は日常茶飯事です。

 最近失敗することが多いのは、話題の本を読もうとして挫折するか放置したままにすることです。こういう事態が続くと、これはただモノを買い集めるだけという始末に負えない行為と自戒するばかりです。
 例えば、テレビ番組で紹介された小説「リアルシンデレラ」は読み始めて2〜3ページで止めてしまいましたし、マイケル・サンデル教授の「これから「正義」の話をしよう」に至っては未だ”積ん読”状態です。
 唯一興が乗って継続使用しているのは、タブレット型のスマートフォンです。そもそものきっかけはやはり本に関係します。電子書籍が話題になることが多くなり、紙の本とどういう違いがあるのか、読書の利便性はどうなのか興味を持ったことによります。結論から言えば、紙の本に慣れているということもあり、電子辞書の使いづらさばかりを感じています。
 書籍購入がネット上でできるというメリットがあるとはいえ、本屋を徘徊しながら掘り出し物的な本に出会うという喜びはありません。電子書籍で読みながら、読み返したり、一足飛びに後書きに行くとなると大変苦労することになります。将来は、電子書籍に動画が付いたり、音声が聞こえたりするという付加価値でも付けば話は別なのでしょうが、今のところは紙の本に軍配を上げたくなりました。
 もっとも、スマートフォン自体は豊富なアプリを備え多機能であることには驚かされています。とりわけ、メール機能は仕事上で大変に助かっています。当面は、大人のおもちゃであるスマートフォンと格闘しようと思っています。

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