2011年05月13日 初めての農家民宿
沖縄の石垣島に行った時に、石垣さんという方に会い、その姓名の由来や慣習を聞き、南八重山諸島の長い歴史と風土を感じさせていただいたことがあります。 今回、家族揃って体験した農家民宿は、熊本県人吉市のさらに奥にある山の斜面の一軒家でした。主の名前は椎葉さん。県境を越えれば椎葉村となる地で、椎葉さんという姓名に、また平家の落人伝説に歴史のロマンをひととき味わうことができました。 ![]() 日頃は旅館やホテルに泊まっていますが、今回の農家民宿の狙いは、できるだけ文明の利器を使わないという点です。 たとえば、そば粉を打ちそばを作り、囲炉裏端でヤマメの塩焼きと共に食する。ランプの明かりの下で暮らし、薪で湧かした五右衛門風呂を楽しみ、わき水の流れる木の樋を天然のクーラーとする、といった具合です。 寝るときは蚊帳を広げ、懐中電灯の明かりを頼りに布団に潜り込むと、昭和30年代の生活を思い出しました。原発の事故もあり、省エネが叫ばれる現在、エコ生活も悪くはないな、と孫を寝かしつけながら考えた一日でした。 |
2011年04月22日 観光イベントの再開
![]() 東日本震災により新幹線イベントは休止状態でしたが、日本が頑張って復興するためにも、できる所からできることをしようという機運が出てきたのは自然な流れかもしれません。 東日本震災発生の翌日に九州新幹線が全線開業しましたので、3月12日当日を始め、その後連続して計画されていたイベントは全て中止か又は延期となりました。そのイベントの一つが、坪井川園遊会でしたが、来る4月29日に園遊会後半戦ということで再スタートが切られることは喜ばしいことです。思い起こせばNHK大河ドラマ「宮本武蔵」が放映された年に、有志に呼びかけ実行委員会を作り、民間発の手作りの祭りとして実施したのが「宮本武蔵ダックレース」でした。おもちゃのアヒルを流す舞台として、熊本城の横を流れる坪井川を選択したのですが、そのことがきっかけとなり熊本市の代表的な都市河川である坪井川が注目を浴びだしたことは幸せなことです。何しろ私のご先祖は、坪井川の水運を利用して、長年商いを営んできたのですから。 再開する園遊会は、諸般の事情により、舟運は取りやめとなりましたが、昨年のように満開の桜の中を観光客の皆さんには船に乗っていただき移動してもらえる時代が早く来るよう願っているところです。 |
2011年04月08日 早春の山寺で
![]() 広くはない境内の大半を占めて、ソメイヨシノの一木が満開です。この見事な花を見る人はきっと数えるぐらいに少ないのだろう、もったいないななどと山寺の一隅で思いました。しかし、元気に飛び回るのは100匹にいる鶏たちです。ケージに入れられて飼われている鶏たちとは迫力が違います。 早春の山寺は、訪れる人もなく、ただ鶏たちの鳴き声だけがあたりに響き渡っていました。 |