芭蕉林通信(ブログ)

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2011年07月08日 師匠の一言

下手な俳句を作り始めて、5年ぐらいが経ちます。一向に良い句ができないので、句会に恐怖さへ感じる時があるぐらいです。
本を読むのは好きな方ですから、俳句に関する本を買っては読んでいるのですが、最近は俳句作りは性格に合っていないではないかと疑問に思うようになりました。

先月の句会の時です。師と仰いでいる主宰から、突然に「もっと幅広い視野で選句しなさい」と叱られました。
思えば、私は選句する時はもたもたして、解釈ばかりに気を取られて投句された作品の俳味に集中できません。確かに、時間をかけて選句したものは、自分自身の感覚に合うものしか選んでいないのに気づかされました。

とはいっても、選句に新しい感性を持ち込めるか自信は全くないのです。高浜虚子先生の言葉に「選は創作なり」とありますので、これからはせめてビール片手に冗談言いながら選句するような馬鹿な真似は控えて、もっと真剣に選句したい、と大反省しているところです。

叱ってくれる人がいるというのは、いつもありがたいことです。

2011年05月31日 中国で農業参入

干瓢は夕顔の実から取れますが、今回夕顔を中国の農家に栽培してもらうことにしました。大連の郊外、北京まで通じる高速道路を大連から出発して走ること実に1時間半、錦州に実験農場があります。

まずは錦州のレストランで、初めて会った王さんと食事です。地元の野菜をふんだんに使った中華料理は、正直言って、前日の大連での会食場所よりも美味しく感じました。いつも閉口するのは、料理の量の多さです。中国では、残すほどでないと接待ではないとの価値観があるので、いつも大量に食べ残す羽目になるのです。今回は、5人で食べて飲んで、日本円で約5千円。やはり物価は安いと実感しました。

さて、実験農場は敷地1200坪。私が行った時には、夕顔の苗が既に元気よく育っていました。収穫は、6月ぐらいで12から16キログラムに実が育った時が収穫のタイミングです。
この実験農場で成果が上がれば、徐々に作付け面積を増やし、化学肥料や農薬を使わない干瓢製品が作れたらいいな、と夢を描いています。

2011年05月13日 初めての農家民宿

沖縄の石垣島に行った時に、石垣さんという方に会い、その姓名の由来や慣習を聞き、南八重山諸島の長い歴史と風土を感じさせていただいたことがあります。

今回、家族揃って体験した農家民宿は、熊本県人吉市のさらに奥にある山の斜面の一軒家でした。主の名前は椎葉さん。県境を越えれば椎葉村となる地で、椎葉さんという姓名に、また平家の落人伝説に歴史のロマンをひととき味わうことができました。


日頃は旅館やホテルに泊まっていますが、今回の農家民宿の狙いは、できるだけ文明の利器を使わないという点です。
たとえば、そば粉を打ちそばを作り、囲炉裏端でヤマメの塩焼きと共に食する。ランプの明かりの下で暮らし、薪で湧かした五右衛門風呂を楽しみ、わき水の流れる木の樋を天然のクーラーとする、といった具合です。

寝るときは蚊帳を広げ、懐中電灯の明かりを頼りに布団に潜り込むと、昭和30年代の生活を思い出しました。原発の事故もあり、省エネが叫ばれる現在、エコ生活も悪くはないな、と孫を寝かしつけながら考えた一日でした。

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