芭蕉林通信(ブログ)

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2010年03月12日 新しい趣味は古書探し

いろいろと趣味は多い方ですが、最近はまっているのは古書探しです。
ネットブック?と呼ぶのでしょうか、インターネットから文章を読み取って読書ができる時代が来ています。
活字文化に育った私としては、見捨てられそうな古書集めにはチャンス到来と思っているのですが、考え過ぎでしょうか。

古書のジャンルとしては、美術や芸術関連が多いのですが、問題は本の置き場です。もはや書斎の本棚は、新規参入の余地がないので、毎日入れ替え戦をしているようなものです。

はみ出した本は捨てる気持ちにはならないので、隣家に移動させたり、会社に持ってきたりで、しょっちゅう重い荷物を持ち歩く羽目に陥っています。
とはいえ、古書漁りの楽しみは捨てがたく、暇を見つけては地元の古書店や上京した時は、神田神保町の古本屋街を徘徊しています。最近は便利なもので、対象の本が分かっていさへすれば、ネットで検索し注文できるのは大助かりです。

古色を帯びた本に比較して、ネットブックはどんな味わいがあるのでしょうか、新しい世界にも興味津々といったところです。

2010年03月02日 情報システム会社「幸和サービス(株)」の新ビル完成

カメイホールディングスの関連子会社である「幸和サービス(株)」の新築ビルが完成し、本日、開所式をすることができました。
琴平神社の宮司さんに祓い清めていただいた新拠点は、3月中に汎用コンピュータやサーバ群を異動し、本格的な活動を開始する予定です。

新本社ビルは、耐震、耐火、セキュリティを強化することがハード面の最大の目的です。企業にとって、IT化・サービス化は必要不可欠なものであるだけに、システムダウンなどは企業活動の致命傷になりかねません。システムの運用上も安全・安心が欠かせないと考えている訳です。

本ビルは、事務所スペースに余裕があるために、システム開発の環境を整えると共に、会社の古い資料などを保管する機能をも持たせたいと考えています。また、お取引先に来ていただき、売り場などの改善を図るプレゼンテーション活動が展開できればいいなと期待しています。

ただ、当面の重要課題は、あくまでも新システム「アキレス」の開発であり、「アキレス」が一日も早く完成するようさらに努力したいと考えています。

2010年02月09日 昨秋、京都でのこと

 念ずれば花開くと言いますが、昨秋世界遺産である桂離宮と松下幸之助氏が作った真々庵を相次いで拝見できましたことは、年来の夢が叶ったというべきものでした。 少し経緯を説明しますと、私が住む熊本は江戸時代に殿様細川家の武家文化が花を咲かせた所です。細川家の始祖と言われるのは細川幽齋公であり、公は足利将軍に仕え文武に秀でた武将として有名な大名でした。一子相伝とうたわれた古今集の秘伝を受け継ぎ、幽齋公がそれを伝えた相手が桂離宮を造営された親仁親王その人でした。その古今伝授がなされた建物が、今では京都御所から熊本の水前寺公園に移設されており、昨年から修復作業が始まっています。地元では、本年が幽齋公没後400年にあたるために、盛大な祭を挙行しようと気運が盛り上がっているという訳です。
 そうした背景を考えながら、拝見した桂離宮は日本の和の美を集大成したかのような趣であり、折からの雨が紅葉を濡らした庭や建物は、造営者の人間性や生き様、感性を感じさせるものでした。また真々庵は、熊本出身の知人の紹介で訪問することできました。ここには、松下氏自らが指導された目を瞠るような名園と施設があり、同氏自身の哲学、思想、生き様が至る所に感じられる神聖な場所でした。これら二つの場所は、数十度に亘り訪問した京都でも初めて訪れた場所であり、京文化の奥深さを再認識させられました。
 とりわけ真々庵は、歴史的には新しい建物や庭になるのですが、松下氏の精神が姿形になっているという点が最大の見所といえるのではないでしょうか。白砂をまいた杉木立、伊勢神宮の本殿を模した小規模の社は、凛とした雰囲気を作っており、松下氏が社の前の敷石に腰を落とされ、必死に祈られたという逸話には胸を打たれました。
 これからも、知的好奇心を刺激してくれる出会いを求めて、大げさに言えば国内はもとより世界各地に出かけたいと思っています。

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