芭蕉林通信(ブログ)

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2009年08月04日 阿蘇はフランスの香り

フランスは行きたしと思へど フランスはあまりに遠し
せめて新しき背広を着て きままなる旅に出てみん
と萩原朔太郎は詩に書きました。
しかし、懐の深い阿蘇には、フランスの香りを感じさせる場所がありました。

日曜日に家族で食事に寄ったお店は、その名もフランス風です。庭には花が咲き乱れ、犬や猫が散歩しているのを見ると、日頃のストレスが解消しました。
かつて、「南仏プロブァンスの12ヶ月」というベストセラー書を読み、密かに憧れていましたが、自宅から1時間強で大自然に囲まれている場所に来られるというのは本当に幸せです。
近くでは女性ガーデナーが庭の手入れをしていましたが、それもまた一服の絵のようで、しばし見とれました。本物のプロブァンスはこのようなものかと想像力を巡らしたものです。それにしても、阿蘇には汲みせぬ魅力があります。

2009年07月31日 長い梅雨そして夏山へ

今年の梅雨が長いのにはあきれます。7月末を迎えてもなお、梅雨明け宣言が出ないばかりか、各地で豪雨の被害が続発しています。エルニーニョ現象が影響していると説明されていますが、素人には地球温暖化が背景にあるようで気がかかりです。

とはいえ、今日あたりは本格的な夏が間近に迫っている空の色です。早く積乱雲を見たいものです。青空にむくむくと積乱雲が立ち上がる様を見ると、なぜか生命力を感じていつも元気が出たことを思い出します。
当時は、季節の中で一番好きなのは夏と言っていましたが、体のあちこちががたついている今は、もはや夏とは言えません。夏を好きであるためには体力が必要なようです。
でも、しばらくさぼっている夏山には行ってみたい心境です。野生の花を愛でながら、深い山にかけ入って見た滝の荘厳さが今でも忘れられません。もっとも途中にヒルの攻撃を受けたのにはぞっとしましたが、それもまた大自然であるという証拠なのでしょう。
新しいカメラを手に入れたことも旅心をくすぐる要因の一つです。カメラのない時代は、旅人はいちいち写生をしなければならなかったのですから、今日誰もが携帯で写真を撮れる時代、またそれらの作品をネット上で投稿できる時代になったのは驚くべきことかもしれません。
仕事の面では、ITを活用した経営スタイルをさらに進化させなければならないと考えたりしている昨今です。

2009年07月27日 屋号いろいろ

先日のテレビ番組で特許庁の紹介がありましたが、特許審査官が1700人の多きに達するということに驚くと共に、知的財産を守るための苦労を垣間見る気がいたしました。

上京した際に、たまたま古い屋号の活字を見つけ購入(写真の一群)したのですが、今ならばそれぞれ商標登録するのに一苦労したことでしょう。それにしても、パソコン時代の今日、古い活字は懐かしく、職人技を感じて何ともいいものです。
最近は、柳宗悦氏の始めた「民藝」に関心を持ち、いろんな本を読んでいます。日本民芸館に立ち寄ったこともありますが、とても暑い日で汗を拭き拭き場所を探したものです。その甲斐もあり、柳さんが設計した建物には珠玉のコレクションが納めてあり、圧倒されながら鑑賞しました。何につけても、最初に事業を始めた人は素晴らしいと思います。過去にどれだけ多くの人が新規事業に挑戦したか数知れないのでしょうが、歴史的な評価に耐えられる事業を残せる人はほんの一握りに過ぎないのです。
精神の癒しの対象として、これからも生活に活かされた素敵なものを見ていきたいと思っています。

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