芭蕉林通信(ブログ)

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2009年02月28日 父が乗った99式艦上爆撃機

日本は100年に一度の世界同時不況のまっただ中にあると言われていますが、それでは第二次大戦での敗北は大きな衝撃ではなかったのでしょうか?

父は第二次大戦中に、海軍兵学校第73期として繰り上げ卒業となり、その後海軍で飛行機の教官とな りました。主に99式艦上爆撃機に乗っていたようですが、終戦時は千歳基地で特攻隊の隊長となっていました。もっとも、まともに出撃できる飛行機は極端に 限られていましたから、米軍にとってはもはや脅威ではなかったのではないでしょうか?!おかげで私が生まれたという面もありますが。
そういう父の操縦していた艦上爆撃機の模型を東京出張時に見つけ、会社の応接間に飾っています。この重く頑丈な機体を20才の父が操縦していたという事実 に感心したりしています。また、20才の青年が、国のため家族のために一命を賭けた事実の大きさに感銘を受け、自戒するきっかけとしています。
下世話な話をすれば、当時の男は格好良かっただろうし、女性に頼りにされただろうなと思うのです。特に、最近の若者が大麻を吸って捕まったり、集団でお年寄りや資金繰りに困った経営者からお金をだまし取ったりする事件を聞くたびに、強くそう思うのです。
父よ、あなたは偉かった、と改めて思っています。

2009年01月01日 新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。さて、昨年来の経済の激変は、昭和48年当時の経験と似たものがあるように感じています。

昭和48年4月、大学を卒業してすぐに赴任したのが広島でした。当時は、マツダのロータリーエンジンが人気を博していましたので、企業城下町の趣を持った広島は好景気でした。
私たち独身組は、仕事帰りによく流川や薬研堀に飲みに通ったものです。飲んだ後は、タクシーの空車を探すのが一苦労で、スナックから予約しても来てもらえないので、深夜に飲み屋街を歩いて出て、原爆ドームが近くにある相生橋あたりで、空車をやっと拾う有様でした。
ところが、その年の秋10月に突然起こったオイルショックは、燃費の悪いロータリーエンジンの人気を一挙に冷やし、マツダの工場に出荷できない新車がずら りと並ぶことになりました。夜の街は様子が一変し、客待ちの空車タクシーだらけとなり驚いたものです。まだ社会人一年目の私が景気の激変を肌で感じた瞬間 であり、強烈なイメージとして今日まで記憶に止まっています。
この時は中東戦争による原油価格の高騰がきっかけであり、現在の状況とは違いますが、いずれにしても経済環境の激変という意味では同じであり、なんとしてでも克服しなければならない事態だと覚悟しています。
政治が混迷し、地方自治体の財政も厳しい中、中小企業の経営者としては、「自分の城は自分で守る」という気概を持って、一年間を過ごしたいと考えています。今年一年、多くの方のご支援を期待しています。

2008年12月30日 この一年個人的なこと

疾風怒濤の一年、波乱の一年。でも個人的には、多くのことにチャレンジできて、有意義かつ幸せな一年でした。皆様に感謝するばかりです。

2008年の掉尾を飾ったのは、10月に思いがけず南米三カ国を歴訪できたことでした。世界遺産4カ所を見ることができましたし、道中で写真に興味が深まったことが収穫でした。おかげで、初めての写真アルバムができました。
また、趣味の俳句とテニスを一年通してできたこと、新たに山歩きを始めたこと、面白い本に何冊か出会えたことなどが楽しい思い出です。陽明学者の安岡正篤先生が「六中観」と言われています。すなわち、死中有活・苦中有楽・忙中有閑・壺中有天・腹中有書・意中有人です。
2009年もこの「六中観」を大切にして、新たな挑戦を続けたいと思っています。皆様も良い年をお迎えください。

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