芭蕉林通信(ブログ)

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2008年09月30日 熊本よかBUY運動について

9月26日から第11回目の熊本経済同友会恒例の阿蘇フォーラムが、一泊二日の日程で開催されました。私は第三分科会「食を通じて地域力を高める」に参加し、大いに刺激を受けてきました。

地域に暮らしていると「虫の目」になってしまい、案外自分の地域の客観的評価ができなくなるものです。そういう時に「鳥の目」を持っているのは、県外から来て地域に在住している人ということになります。
今回の討議でも、県外からの在住者から「熊本県民が熊本の物産に愛着を持っていない」との発言があり、なるほどと納得させられました。飲み屋では、熊本の誇る米焼酎ではなく、平気で芋焼酎を頼むことがあります。
一方今熊本県では、「農林水産業の再生」をさせる委員会がスタートしました。議論はこれからですが、第一次産業に従事する担い手を確保するには、生活の糧を得る最低水準の収入は絶対に必要でしょう。
そこで、分科会での結論の一つが「熊本よかBUY運動」の提唱です。熊本産の優れた商品を熊本県民が購買することで、直接・間接に第一次産業の従事者の収入に寄与するというものです。
当社では地産地消に努力していますが、企業活動でも個人や家庭でもこの運動に参加できるのがいい点です。
食糧安保の論議が高まる中、地域の現場から運動を起し広めたいと思っています。

2008年09月13日 近江商人を生んだものは・・

9月10〜12日にかけて近江の3市を視察しました。近江八幡、長浜、彦根の3市です。本来の目的は琵琶湖の周辺に見られる舟運事業でしたが、思いがけない副産物がありました。それが、近江商人のルーツであり、織田信長の夢を実現した安土城跡でした。

近江商人の三方良しとは、売り手よし、買い手よし、世間よしというものです。この近江商人が全国で活躍できたのはなぜなのか、今回近江の地を歩き回っている内に、自分なりに分かったような気がしました。
以下独断ではありますが、まず京都という文化・政治の中心地が琵琶湖を経てすぐそこにあったということ。しかも、そこは大消費地であったと思われます。第二に、織田信長の安土城建設以来「楽市楽座」が実施され、当時では先進的な商人道が形成されたと考えられることです。
もちろん、徳川家康が江戸に幕府を開設した際には、彼が多くの近江商人を江戸に誘致したという歴史も見逃せない事実でしょう。しかし、他の土地にはない、前述した二つの理由にこそなぜかロマンを感じさせるものがありました。
安土城の天守閣の跡地に立つと、琵琶湖が眼下に広がっていました。織田信長は安土城から早舟を仕立てれば、琵琶湖を横切って非常に短時間に京都御所まで行けるようにしていたようです。
歴史好きには堪えられないような空間が広がっており、忘れられない旅となりました。

2008年08月26日 幻のエーデルワイス

見てきました、野生のエーデルワイス。日本名では「うすゆうき草」と言うそうですが、その花が断崖絶壁に咲いているというのも希少品種ならではと思いました。

眠れない激しい雷雨の夜の二日後はすっかり天気も回復し、絶好の山歩き日和となりました。今回は、大分県の五ヶ瀬。霧立ち越えという名前の通り、朝霧の中の山歩き開始です。
驚くのは、高山植物の多さ。その気にならなければ見逃すようなごく小さな花や可憐な花に感激しっぱなしです。とりわけ、九州ではここにしかないというエーデルワイスの花が見られたのは望外の幸せでした。
しかし、野生の植物を盗掘したり花を摘む人もいるようで、心を痛めた一日でもありました。もっとも山歩きの最後に、五ヶ瀬川の源流の水で作ったコーヒーは格別のおいしさでした。
忙中閑あり、これからも自然に親しみ、体力の維持を同時に図っていきたいとつくづく思いました。
もう一つの自然の贈り物は、偶然捕まえた一匹のクワガタ。東京出張に持って行き、1才2ヶ月の孫に触らせると噛みつき、期待に応えてくれました。蜂蜜を飲ませて、明日は熊本の自然に帰そうと思っています。

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