芭蕉林通信(ブログ)

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2008年11月04日 物語る写真

ブラジル移民100周年の記念式典に参加するために、先月南米ブラジルに行ってきました。

熊本県からは蒲島知事、幸山市長始め総勢130名が参加しました。私自身はこれまで欧米各国には少なからず行く機会に恵まれてきましたが、南米は初めての経験です。そのため、大変に新鮮な感動を覚えまた各国の実情を知る良い機会となりました。
サンパウロでの公式行事が終わると、アルゼンチンとペルーに足を伸ばしました。道中、4カ所の世界遺産を見学できたのは幸いでした。それらは、イグアスの滝、クスコ、マチュピチュ、リマです。
今回は張り切ってデジタル一眼レフを新調し、約千枚の写真を撮ることができました。従来は、建物や風景などばかりを撮影していましたが、今回は現場にいる現地の人物をできる限り撮影しました。その結果、写真に奥行きが出たばかりでなく、物語が加わったようで満足しています。
これからも、身近にある物語を風景や自然と共に切り取りたいと思っています。

2008年10月14日 芭蕉はプロデューサー

「悪党芭蕉」という強烈な書名に惹かれて読んでみました。ところがどっこいです。芭蕉の俳句への考え方、弟子達の暗闘などが俳句批評と相俟って実に面白い一冊でした。

月一回の俳句の会では、自分の才能のなさを徹底的に知らされています。今まで歩んできた道が浅はかだったのではないかとか、自然観賞における感性がきわめて乏しいのではないかと自己嫌悪に陥ることが度々です。
そんな時に読んだ本「悪党芭蕉」には、芭蕉高弟の作に名句や迷句もあり、少しは慰められる心地がしました。
たまたま今月は同期会が京都で開催されたので、その機会を利用し嵯峨野へ足を伸ばし、芭蕉が滞在したことのある高弟去来の庵「落柿舎」を見学しました。芭蕉が晩年追求した”かるみ”などは到底意味が分かりませんが、ちょうど実った柿の木に掛かっていた板に面白みを感じた一日でした。
俳句は歳をとってからの楽しみに下手ながら続けようと思います。

2008年09月30日 熊本よかBUY運動について

9月26日から第11回目の熊本経済同友会恒例の阿蘇フォーラムが、一泊二日の日程で開催されました。私は第三分科会「食を通じて地域力を高める」に参加し、大いに刺激を受けてきました。

地域に暮らしていると「虫の目」になってしまい、案外自分の地域の客観的評価ができなくなるものです。そういう時に「鳥の目」を持っているのは、県外から来て地域に在住している人ということになります。
今回の討議でも、県外からの在住者から「熊本県民が熊本の物産に愛着を持っていない」との発言があり、なるほどと納得させられました。飲み屋では、熊本の誇る米焼酎ではなく、平気で芋焼酎を頼むことがあります。
一方今熊本県では、「農林水産業の再生」をさせる委員会がスタートしました。議論はこれからですが、第一次産業に従事する担い手を確保するには、生活の糧を得る最低水準の収入は絶対に必要でしょう。
そこで、分科会での結論の一つが「熊本よかBUY運動」の提唱です。熊本産の優れた商品を熊本県民が購買することで、直接・間接に第一次産業の従事者の収入に寄与するというものです。
当社では地産地消に努力していますが、企業活動でも個人や家庭でもこの運動に参加できるのがいい点です。
食糧安保の論議が高まる中、地域の現場から運動を起し広めたいと思っています。

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