芭蕉林通信(ブログ)

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2007年11月29日 ドイツの教育事情

所変われば品変わるといいますが、教育面でも日本との違いを痛感しました。

先述しましたが、ドイツは連邦制をとっていますので、義務教育ですらも州によって違いがあるようです。例えば、小学校が6年制だったり、5年制だっりします。従って、教科の進み具合には差があり、就学中の子供を持った親が州をまたがって転居するのは難しいようです。その小学校は、朝は7時から11時まで、又は7時半からの場合は11時半までで授業は終わります。子供達は家に帰ってテレビを見る訳でもなく、またゲームをするわけでもなく、サッカーやスケート、野外で遊びに興じるそうです。
そうして通った小学校を6割の子供が卒業できないそうで、落第した子供達は親と話し合って進路を決めますが、専門の職業学校が完備したドイツでは、マイスターになる道が開かれています。
飼い犬も毎日最低2時間の散歩が義務づけられており、ドイツ人は子供と犬の教育では、世界でも超一流との折り紙がつけられていると聞きました。
大学も授業料無料の所が多く、教育環境は独特のものがあります。そういえば、私の親しい友人は子供をドイツの大学に留学させていますが、日本の大学に進学させるよりもかえって安上がりだと言っていました。10月に訪れたハイデルベルグ大学も、ノーベル賞受賞者を多数輩出していますが、旧市街に立地するキャンパスは自然環境に恵まれており、私ももし若ければ一度は行きたかったと思わせる雰囲気でした。

2007年11月24日 ドイツの流通事情

閉店法という日本にはない法律があります。連邦制をとっているので、16の州ごとに多少は違うようですが、たとえば朝8時から夜8時までで店を閉める。日曜は閉店といった具合です。

輸送用トラックは、一部生鮮品を例外としてアウトバーン(高速道路)の通行は土曜午後から日曜は禁止されています。また、ドイツの消費者は買い物の時、おしゃべりしながら量り売りする店が好きなようで、対面販売が多いようです。従って、日本のようにコンビニエンスストアや宅配便は、はやらないようです。
以上勘案すると、ウォルマートがドイツを撤退したのもやむを得なかったと思わざるをえませんでした。

2007年11月20日 ドイツの税制

これからドイツで聞きかじった事をシリーズで紹介します。
最初は税制です。ドイツでは、ガソリンに1リッターあたり108円の税金がかかっているのに、まずはびっくりしました。

税金が高いので、ガソリンスタンドで給油すれば、1リッター230円ぐらいになります。その代わりに、高速道路(アウトバーン)は原則無料ですから、高速道路を使った移動は便利です。
また、珍しいのは教会税7%、東ドイツ復興税3%、独身税3%、付加価値税16〜19%で、総収入のほぼ半分は税金でもっていかれます。ただし、生活保護や育児支援、年金は完璧で、高福祉・高負担のモデルのような国です。
国作りには、税制が基本にあると実感させられたドイツ税制事情でした。

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