芭蕉林通信(ブログ)

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2009年03月26日 発想転換のおもしろさ

毎朝、テレビ各局のニュースを見るのが日課となっています。
とにかく勉強になるのです。先日のニュースでも、へーと感心したことがありました。

それは、「わけあり」商品を割安で販売するビジネスが注目されているというものでした。
具体的には、オーシャンビューが売り物のホテルで、窓から建物だけしか見えない部屋を割り引いて予約をとるという例。また、ある食品スーパーが市場に出すには規格外だが、そういった野菜を相場よりも非常に安い値段で販売する例などが紹介されていました。
そして、何よりも驚かされたのは、わけあり野菜の仕入れルートです。その食品スーパーは、家庭菜園で作りすぎ余った野菜を仕入れて売るといったものでし た。家庭菜園では、余れば近所に配るか廃棄するしか選択肢は限られているのですから、少しでも現金化できれば大変に助かるのだと、テレビ画面ではご老人が 語られていました。
何年も間、食品の商いをしていますと、知らず知らずの内に、固定観念と業界慣習に染まってきます。そういう自分自身に、新たな発想が大切なのだ、と教えてもらった気がしました。
厳しい経済情勢が続いていますが、改めて知恵を出して行きたいと思っています。会社では、「働き1両、考え5両」とか「犬も歩けば棒に当たる」と言っていますが、成果が上がるにはまだまだ時間がかかりそうです。

2009年03月02日 身近な宇宙

歴史の長い植木市は、熊本に春の訪れを感じさせる風物詩です。若い時はサボテンの異様な形に興味を引かれていましたが、今年は盆栽に目が吸い付けられました。

盆栽には世界というよりは、小さな宇宙を感じます。丹精な世話によって育てられた盆栽は、シンメト リックに又ある時は破調の美を見せてくれます。かつてチャップリンがに来日した際に、盆栽に感心したとの番組を見たことがあります。今では、世界中で愛好 家が増えているようです。
さて会社にあっては、万華鏡をのぞいて、異次元の宇宙を味わいます。薄汚れたものでも、万華鏡の宇宙の中では、幾何学模様の美に変身します。対象を動かせば、意外な模様の連続動画に様変わりするのが嬉しいです。
これからも忙中閑ありを実践していこうと思います。


2009年02月28日 父が乗った99式艦上爆撃機

日本は100年に一度の世界同時不況のまっただ中にあると言われていますが、それでは第二次大戦での敗北は大きな衝撃ではなかったのでしょうか?

父は第二次大戦中に、海軍兵学校第73期として繰り上げ卒業となり、その後海軍で飛行機の教官とな りました。主に99式艦上爆撃機に乗っていたようですが、終戦時は千歳基地で特攻隊の隊長となっていました。もっとも、まともに出撃できる飛行機は極端に 限られていましたから、米軍にとってはもはや脅威ではなかったのではないでしょうか?!おかげで私が生まれたという面もありますが。
そういう父の操縦していた艦上爆撃機の模型を東京出張時に見つけ、会社の応接間に飾っています。この重く頑丈な機体を20才の父が操縦していたという事実 に感心したりしています。また、20才の青年が、国のため家族のために一命を賭けた事実の大きさに感銘を受け、自戒するきっかけとしています。
下世話な話をすれば、当時の男は格好良かっただろうし、女性に頼りにされただろうなと思うのです。特に、最近の若者が大麻を吸って捕まったり、集団でお年寄りや資金繰りに困った経営者からお金をだまし取ったりする事件を聞くたびに、強くそう思うのです。
父よ、あなたは偉かった、と改めて思っています。

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