芭蕉林通信(ブログ)

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2008年08月11日 伝統とは伝燈

伝統とは伝燈、と教えてくれたのは、武者小路千家の千宗屋氏です。青年宗匠にして、茶への情熱と深い見識に裏打ちされた話に感銘したものでした。

写真は、一昨年に行った秋田県羽後町の「西馬音内(ニシモナイ)盆踊り」の一コマです。衣装が変わっていて、まるでパッチワークのようですが、これは先祖代々受け継がれてきた布をはりあわせて一枚の着物にしたてたものだそうです。ただ単に美しいばかりではなく、家の歴史や文化、ひいては故郷に誇りを持ち、大切なものを守り抜こうという気概を感じました。
仏教でいうところの自燈明。師の教えを弟子が守り継ぐことは、あたかも燈明を伝えて行くことだという話は、秋田の盆踊りの衣装だけではなく、私たちの身近にある家庭や会社でも同様だと思いました。そして、そのこと自体が周りに感動と共感を与えることができたならば、本物と言えるのだとも思います。
暑い夏が続きます。北京でも世界のアスリート達の戦いが熱を帯びています。平和の内にオリンピックが終わることを願い、オリンピック後の世界が少しでも良くなるよう、又、次の世代に何を残すべきか考えなければならない時が来ています。

2008年08月08日 棚田にいた沢蟹の横には・・

水俣の棚田で沢蟹を発見し、喜んで写真撮影をしてみました。
後から詳しく見ると、意外な生き物が・・・

棚田には清流があり、稲も元気いっぱいです。目をこらして見ると、赤みがかった甲羅の沢蟹を発見しました。沢蟹もなんだか幸せそうです。思わず記念撮影をしました。
会社に帰り写真をよく見ると、稲の根元に蛙が一匹、二匹いるではありませんか!?井伏鱒二の小説「山椒魚」を思い出しました。もっとも、沢蟹と蛙は仲良く共生しているようです。

2008年08月07日 水俣の森でつる切り

愛林館の沢畑館長を訪ね、森に入り、木に巻き付いているつる切りを体験しました。

昨日、水俣で森や自然を守っている沢畑さんをお訪ねし、森を守る運動に参加してきました。その拠点となっている水俣の郊外・久木野地区にある愛林館に着く頃には、下界と違ってひんやりした気温です。近くには、日本の棚田百選にも選ばれた寒川地区の棚田が青々と広がっており、まるで別世界です。
沢畑さんから森の説明を聞いた後、分収造林している森に入りました。そこは道なき森であり、一端遭難したら帰り道が見つからないのではと不安に駆られます。何とかたどり着いた作業区域でつる切りを開始。とはいえ、目の前は足場の悪い急傾斜地です。必死の思いで傾斜地を這登ながらつる切りをしていると、不思議な充実感に満たされて行きます。
とはいえ、アブや蜂に襲われたり、足場が崩れて滑り落ちたり、まるで冒険しているようでもありました。しかし、森を守り、そしてその森に人間が守られているといった気持ちになれたのは、厳しい労働のおかげだと思いました。
作業後の澄み切った小川での洗顔、カレーの昼食などは、普段の生活では味わうことのできない至福の一時でした。沢畑館長、ありがとうございます。また、参加させてください。

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