2007年11月24日 ドイツの流通事情
![]() 輸送用トラックは、一部生鮮品を例外としてアウトバーン(高速道路)の通行は土曜午後から日曜は禁止されています。また、ドイツの消費者は買い物の時、おしゃべりしながら量り売りする店が好きなようで、対面販売が多いようです。従って、日本のようにコンビニエンスストアや宅配便は、はやらないようです。 以上勘案すると、ウォルマートがドイツを撤退したのもやむを得なかったと思わざるをえませんでした。 |
2007年11月20日 ドイツの税制
![]() 最初は税制です。ドイツでは、ガソリンに1リッターあたり108円の税金がかかっているのに、まずはびっくりしました。 税金が高いので、ガソリンスタンドで給油すれば、1リッター230円ぐらいになります。その代わりに、高速道路(アウトバーン)は原則無料ですから、高速道路を使った移動は便利です。 また、珍しいのは教会税7%、東ドイツ復興税3%、独身税3%、付加価値税16〜19%で、総収入のほぼ半分は税金でもっていかれます。ただし、生活保護や育児支援、年金は完璧で、高福祉・高負担のモデルのような国です。 国作りには、税制が基本にあると実感させられたドイツ税制事情でした。 |
2007年10月30日 秋晴れのドイツ、そしてオクトバーフェスタ
![]() 今回は、主にロマンチック街道を巡り、観光振興の策を得ることが主な目的でした。熊本市と友好都市関係を結んでいるハイデルベルグでは、都市景観を守るドイツ人気質に感心しました。次の訪問地ローデンブルグは、古城街道とロマンチック街道が交錯する街ですが、中世の町並みはおとぎの国のようで400年前の古い地図がそのまま使えるのですから驚きです。シュッツッツガルドは自動車の中心都市、メルセデス・ベンツとポルシシェの本社があり、2年前にできたベンツ博物館は自動車フャンにはたまらない見学施設です。デズニーランドのお城のモデルとなったノインシュバイン城を見た後、ミュンヘンでは世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスタ」を視察。入ったビール会社のテントは4000人収容で、満席のお客で熱気がむんむん。2週間の期間中に今年は690万人の観光客が世界から集まったというのですから半端ではありません。 今回の視察では、ドイツの税制、ライフスタイル、結婚観、環境対策などドイツ特有の制度やドイツ人気質といったものも勉強でき、大変有意義でした。 そして、アメリカ一辺倒な日本にいささか疑問を感じた視察旅行でもありました。 |